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日本建築学会大会が終わりました。

2011年度大会(関東)は早稲田大学キャンパスで行われ、閉会式でのアナウンスによれば過去最高の12,000人の来場者(概数速報)を得たそうです。わたしが参加・拝聴した催し等は下記のとおり。 第1日(8月23日) -開会式 -PD(建築文化事業委員会)「街を歩…

デザイナーとの打合せ/都市計画遺産研究会

2011.07.22 大学に寄ってから田町へ。会誌『建築雑誌』後半モノクロページのウェブ移行につき事務局と打合せ。つづいて2012年1月号よりデザイナーをお願いする中野豪雄氏と制作をお願いするメディアデザイン研究所のKさんと打合せ。中野さんは勝井デザイン事…

開拓者としてのヒト

昨日6月28日(火)、僕が担当幹事をしている設計科目で兼任講師の先生方にレクチャーをしていただく「イブニングトーク」の本年度第2回目を行った。小島真知、山本祐介、安部良、古見演良の4人の建築家のお話はどれも興味深いものだったが、個人的に一番引…

シンガポールです。EAAC 2011 Singapore

0511/国立シンガポール大学を会場として開かれる東アジア建築文化国際会議シンガポール2011に参加するため、昨夜羽田を発ち、今朝6時にシンガポールに到着しました。いまホテルだけど早朝なのでチェックイン待ち(10時くらいになりそう)。今日は明日からの…

Xから都市組織研究へ/都市組織研究からX'へ

昨日(20110305 Sat)、東大本郷で東京フィールド研究会公開講演会「都市フィールドワークの開拓 布野修司先生にうかがう」が開かれた。第1部の布野先生の基調講演は「Xから都市組織研究へ」と題して自身の研究歴を開陳。第2部は主催者サイドの学生さんた…

研究室メンバーの今後の予定

3月2日(水)17:00〜 トウキョウ建築コレクション プロジェクト展 スタジオトークコメンテーター=加茂 紀和子 発表:「台南サーヴェイ2010」服部征起・白佐立・石榑督和・渡邊映介・肥後伯子(研究室プロジェクト) 3月4日(金)13:00〜 トウキョウ建築コレ…

(告知)東京フィールド研究会 第3回公開講演会「都市フィールドワークの開拓 布野修司先生にうかがう」

下記の告知が届きましたのでお知らせします。企画的には先を越されてしまいました、すみませんF先生。あと研究室のI君がいつのまにか司会の1人に。などという内輪話はさておき、布野修司を批判的に読み直す初めての貴重な場となるでしょうから、みなさん…

8th ISAIA Kitakyushu(第8回 アジア建築交流国際会議・北九州)成功のうちに閉幕。

2010年11月8日から12日にかけて北九州国際会議場(磯崎新設計)にて開催された「8th International Symposium on Architectural Interchange in Asia」が終了しました。世界各国からの参加者の皆さんには無事に帰宅されますよう。そして実行委員会、とりわけ…

EAAC 2011 Singapore →アブストラクト提出期限が11月15日まで延長されました。

東アジア建築文化国際会議2011年4月@シンガポール →公式web siteはこちら すでに多数の応募があるようですが、延期の要望が強いのを受けて期限を15日とした旨の知らせがありました。10月末に間に合わなかった方、迷ってやめてしまった方など、朗報です。是…

先日(10月23日)の明治神宮シンポの記事が神社新報誌に掲載されました。

青井・畔上・藤田の各発題と山口輝臣氏のコメントが丁寧に紹介されています。神社新報 平成22年11月1日付。記事(jpg画像)はこちらにupさせていただきました。

神と人:明治神宮をめぐる時空間

昨日10月23日(土)、明治神宮社務所講堂にてシンポジウム「明治神宮造営をめぐる人々―近代神社における環境形成の転換点―」が開かれた。私と畔上直樹さん、藤田大誠さんの3名が発題者だったのだが、とにかくコメンテーターの山口輝臣氏がかっこよすぎた。『…

EAAC 2011 Singapore →お急ぎください。アブストラクト提出が間もなく閉め切りとなります。

東アジア建築文化国際会議。次回は2011年5月にシンガポールで開催されます。全体テーマは「South of East Asia」(→公式web siteはこちら)いいですね。もともと中国・韓国・日本の建築史研究者の交流国際シンポといった位置づけではじまった国際会議ですが…

牧紀男氏「移動する人々」:City Learns

昨日(1014 Thu.)、私どもの都市発生学研究会としては第3回目となる公開研究会を開いた。講演は牧紀男氏(京都大学防災研究所)。アチェから帰ったばかりで来週はオーストラリアだって。すごいなあ。 第一に何よりありがたかったのは、牧さんが「新作落語」…

列壁都市論のお披露目。

2010年10月3日(日)、建築学会都市計画委員会の「地域文脈形成・計画史小委員会」の連続研究会が開かれた。この日の主題は「計画と形成」。十数人の小さな研究会だが、中島直人氏、安田孝氏、田中傑氏といった錚々たる方々が現在進行形で考えていることを話…

(告知)10月23日(土)・シンポジウム「明治神宮造営をめぐる人々―近代神社における環境形成の転換点―」

明治神宮は今年で鎮座90周年。これを記念して学術会議を開くことになりました。1年前にはじめた明治神宮史研究会の中間報告となるシンポジウムです。 先週9月25日に第6回研究会があったのですが、これまで同様の濃密かつ刺激的な討議になりました。僕などは…

(告知)10月14日・第3回都市発生学研究会は牧紀男氏。

※ ポスター貼ります。それと会場情報を追記しましたのでご確認のうえご来場ください(参加自由・無料) 都市発生学は、都市を発生学的に捉え直す運動です。生物学における「発生」とは、個体が誕生してから辿る構造変化の全過程を指します。都市を発生学的に…

富山に行ってきた・2010建築学会大会(北陸)

9月11日の研究懇談会「近・現代建築のアーカイヴスとドキュメンテーション」。アーカイビングをめぐる諸問題についてとても勉強になりました。スピーカーの皆さんありがとうございました。 あらためて確認したのは「近代建築」分野のアーカイビングはあくま…

wall-to-wall architecture/inner-urban sprawl etc

8月24〜25日、"Modernities and Cities of East Asia: the View of the History of Civilization" と題する国際シンポジウムがソウル市立大学(University of Seoul)にて開かれました。私は今日25日の午後、"Creating Natural Forest in Modern City:Trans…

第5回明治神宮史研究会+第1回神社と「公共空間」研究会

が、昨日、渋谷の国学院大学にて行われました。10月末には明治神宮講堂にてシンポジウムを開催する計画もあり、問題提起に重きを置きつつ最初の中間報告をし、南のクニよりさる御仁をお招きして討議するかたちになる予定です。9月に入ったら告知できると思い…

白井晟一展シンポジウム/原爆と検閲/レンズの解像度

7月17日(土)、東京造形大に白井晟一展とシンポジウム「白井晟一が生きた時代 Part2」に出かけてきた(残念ながら6月のPart1は出席できなかった)。シンポ開始前に長谷川堯先生にお時間を頂戴して相談にのっていただく。シンポでは日埜直彦氏の白井晟一=文…

建築設計2/第2回イブニングトーク+懇親会

6月22日(火)、明治大学で担当している建築設計2(2年生)、第2課題の中間発表会。大学キャンパス正門横の変形敷地を、そのコンテクストを読み取りつつ、新しい質をもった場所へと一変させることを求めている(プログラム自体は難しくない)。強いアイディ…

神社漬けの2日間:歴史学会月例会報告/明治神宮鎮座90年連続セミナー/明治神宮史研究会

28日(金)は「ティンバライズ建築展」を見たその足で本郷へ移動し、歴史学会月例会へ。今年の同会は「都市と自然環境」という年間テーマを掲げておられるそうで、5月の月例会は私にお声をかけていただいた次第。「都市と神社境内の近代:「自然」が析出さ…

ヨーロッパ都市の戦災復興は?

これが最近気になる問題のひとつ。あちらの「かたい都市」にも何らかの「やわらかさ」がなければならない、それが道理というものであろう。もちろんそれは焼け野原に生え出たバラックが段階的に発育して、曵家で動いて・・・、とか、駅前にテキ屋たちのマー…

5月17日(月)・すまいろんシンポジウム「やわらかい都市/かたい都市」

下記のとおり住宅総合研究財団機関誌『すまいろん』2010年夏号特集「動く住まい」の巻頭シンポジウムが行われた。 すまいろんシンポジウム「やわらかい都市/かたい都市」 2010年5月17日(月)14:00〜17:00 於:建築会館301会議室 講演1 伊藤毅「歴史のなか…

この週末は。

5月15日(土)は午後から東大本郷キャンパスにてヤミ市の研究会(座長は社会学の橋本健二先生)。次々に資料(日記やDVD等)、フィールド、そして視点が披露される。ますます盛り上がりそうである。夜の現地調査は赤羽ということだったが残念ながら私は失礼…

建築設計2イブニングトーク+設計の授業をお願いしている先生方と飲んだ。

5月10日(月)はムサビ(非常勤)の授業を終えていったん帰宅した後、彰国社へ移動して某書籍の打合せ。22時くらいまで。ヘトヘト。 5月11日(火)は本務校で担当している建築設計2(2年生)、住宅設計の課題の中間発表会。みんな頑張っている。この授業では…

2010年5月17日(月)すまいろんシンポジウム「やわらかい都市/かたい都市」(告知。でもすでに申込〆切・・)

住総研『すまいろん』の2010年夏号では、特集「動く住まい:流動的都市の原風景と未来」の責任編集を担当しています。この特集の目玉となるシンポジウムを5月17日(月)に下記のように行うので当方のブログでも連休明けくらいには告知をと思っていましたら、…

2010年4月28日・第2回都市発生学研究会・初田香成氏「闇市=都市論序説:都市建築史から見た東京の闇市」

建築史・都市史分野における近年の闇市研究の開拓者、初田香成さんに御発表いただいて討議。法政大、滋賀県大、東大、あと明治では都市計画研究室の人たち、そして第1回発表者の田中傑さんといった方々が集まってくださり盛況でした。闇市文学を専攻されて…

内田祥哉先生講演会にて、建築のリダンダンシーについて。

先週4月23日(金)、駿河台の明大アカデミーコモンで内田祥哉先生の講演会が開かれた。演題は「サステイナブル建築と寿命」だったが、核心的な主題は建築のフレキシビリティであり、むしろそれを支える構法上のリダンダンシーだった。それがとても面白かった…

高橋康夫先生退職記念シンポジウム「都市史学が開いた地平:都市と歴史と自然をめぐって」

昨日になってしまったが、都市史研究(とりわけ日本中世都市史研究)の先駆者・高橋康夫先生の退職記念シンポジウム・祝賀会に行って、さっき帰ってきた。たいへん刺激的なシンポジウムだった。 京都大学大学院工学研究科建築学専攻・高橋康夫先生退職記念シ…