2016-01-01から1年間の記事一覧

明治大学 建築史・建築論(青井)研究室 今年もOB/OG会をやった。気づくと間もなく10周年。

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毎年やっているOB/OG会。間もなく青井研10周年ですよと誰かが教えてくれ、研究室のウェブサイトで数えてみたところすでに90人くらいのメンバーがいることに気づく。 今回(20161119)は忙しいなか十数人のOB/OGが駆けつけてくれ、5期生の滝沢さん(野村不動…

20160925「都市としての闇市」・・・もうかなり前になりますが。

闇市研究会主催のこのシンポに、日本近世史の小林信也先生、社会学・都市論の吉見俊哉先生とともにコメンテーターとして参加させていただきました。ほんとはこの研究会のメンバーだったのですが前に足を洗い(笑)、少し時間が経ちました。この間にヤミ市研…

WEB建築討論 新シリーズ「建築と戦後70年」第1回平良敬一「運動の媒体としてのジャーナリズム」公開

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日本建築学会のWEB建築討論で、新しいシリーズ「建築と戦後70年」をはじめました。発足メンバーは当方と、橋本純・辻泰岳・市川紘司・石榑督和の5名ですが、今後、有志の方々に加わっていただき拡大していこうと思っています。シリーズの主旨は同サイトをご…

法政大学建築フォーラム「建築と都市と民主主義を考える」20160927〜1206

「民主主義」というレンズを通して建築と都市を捉え直してみよう、という講演シリーズ。時宜を得たテーマですね。コーディネータは橋本純さん。第1回の湯浅誠さん、第2回の僕はもう終わってしまいましたが、今後も面白そうな講演が続くので是非。 このシリ…

ISAIA 2016@Sendai has been Closed with a Great Success!

2016年9月20日〜23日にわたって開催された11th ISAIA 2016@Sendaiが大成功のうちに閉幕しました。中国・韓国・日本の3建築学会が2年に1度持ち回りで開催している国際会議です。今回は Student Competition、Sendai Declaration、そして Indonesian Built Env…

「津波と綾里博物館展」第2回展覧会 20160912-18@綾里地区港集落内

去る9月12日(月)から18日(日)に、岩手県大船渡市三陸町の綾里地区にて「津波と綾里博物館展 歴史・復興・住まい」が開かれました。 饗庭伸(首都大学東京/都市計画)を中心に、池田浩敬(常葉大学/防災)、木村周平(筑波大学/文化人類学)、青井哲人…

大学院設計スタジオ2 「神山スタジオ」:0829プレゼミ+0904-10神山合宿(中間報告)

神山スタジオ2年目。伊藤暁さんと青井、そして門脇耕三さんの3人が担当。M1が13人履修し、アシスタント(M2)3名が運営補助。 昨年度に引き続き「ヴァナキュラーなもののテクトニクス」とその現代的再編がテーマ。去年は民家(建物)を実測して分散型公共図…

村々の風景の世界性をめぐって 20160831-0903 綾里調査

岩手県大船渡市三陸町の綾里という地区はいくつもの浜からなるのですが、そのうち「砂子浜」に、この綾里というエリアの草分け(中世)の系譜を継ぐ家があり、今回わたしは学生たちとこの家にマル2日お世話になりました。屋敷・建物の実測と聞き取りです。 …

布野修司連続インタビュー第1回「1968-69年:東大入学と全共闘運動への共振」公開。

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こんなサイトがはじまりました(というか勝手につくりました)。布野修司インタビュー 戦後日本と世界の往還 すでに3回ご自宅を訪ねてインタビューをしてますが、ついに第1回を公開。たぶん全部で20回くらいやります。楽しい持久戦。きっと戦後建築史、ある…

[復刻]AAR Sep.2011, 台湾の都市発生学(聞き手:松島潤平+藤村龍至)

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この記事、掲載サイトが事実上消滅してしまったので見れなくなっていました。松島さん、藤村さんの許諾をいただいたのでこの場であらためて公開させていただきます(おかしなところには手を入れました)。 AAR(Art and Architectural Review, Sep.,2011 spec…

研究室ウェブサイトが更新されました。

新年度がはじまり、研究室ウェブサイトが更新された。 ・2015年度修論・卒論・卒制(+アーカイブ) →http://www.meiji-aoilab.com/thesis ・2015年度学会発表(+アーカイブ) →http://www.meiji-aoilab.com/academics/ そして、 ・2016年度研究室メンバー…

『自分にあわせてまちを変えてみる力』が刊行されましたね。

こういう本が出ています。 饗庭伸・秋田典子・内田奈芳美・後藤智香子・薬袋奈美子 編著『自分にあわせてまちを変えてみる力 ― 韓国・台湾のまちづくり』(萌文社、2016.03) 目次はこちらを参照。 日本の「まちづくり」、韓国の「マウル・マンドゥルギ」、台…

3月17日(木)18:00〜 千年村プロジェクト勉強会シリーズ「先達に学ぶ」にて

来る3月17日、千年村プロジェクトの先達に学ぶの第2回レクチャをすることに。この機会に僕も色々教えていただこうっと。下の画像は『康熙臺灣輿圖』(部分、オリジナルは536×66mm、作成1699-1704頃)。上が東側(中央山脈)、下が西側(西部平原−台湾海峡)…

10+1 website 2016年3月号特集「建築史の中の戦争」公開

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2月25日にやった八束さんとの対談が記事になりました。戦争がテーマですね。1930〜60年代の計画主義的な体制の連続性のなかで、帝国−国土から都市・共同体・住宅までがいかに編成されたか、そのなかで思想や言説がどう律されたか、というような構えで議論し…

2015年度 研究室の学生諸君の成果

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今年度の研究室諸君の成果です。どれも立派でした。今後の奮闘にも期待してます。 修士論文: 神埼竜之介「関東大震災後東京に建てられた銅板貼り建物に関する研究:看板建築の発生と災害・生産・制度・意匠」 平場晶子「私・共・公のせめぎ合いから見る日本…

『明治神宮以前・以後』の書評会、丸一日。

藤田大誠・青井哲人・畔上直樹・今泉宜子編『明治神宮以前・以後―近代神社をめぐる環境形成の構造転換―』(鹿島出版会、2005)に関する書評がいくつか出ていることは前に当ブログ(この記事)でまとめた。今後もまだ出るようで、ありがたい。 で、昨日は2日…

橋本健二・初田香成編著『盛り場はヤミ市から生まれた』増補版が出ました。

増補版が出ました。橋本健二・初田香成編著『盛り場はヤミ市から生まれた』増補版、青弓社、2016.01 「敗戦直後、非公式に流通する食料や雑貨などが集積し、人や金が行き来していたヤミ市は、戦後の都市商業を担う人々を育て、その後に続く新たな商業地や盛…

東京藝大の講義「建築論II」終了。

今日は最終回。事前に履修生の皆さんがメールで送ってくれたレポートを読んだが、講義の骨組みをきわめて整然と跡付けてくれたものもあれば(全文掲載したいくらいである!)、僕の話のひとつひとつが実はかなり単純であることを指摘しながら、それがどんな…

BankARTスクール201602-03受講生募集中

バンカート(BankART1929)が主催するBankARTスクールの、2016年2-3月のプログラムが受講生を募集しています。青井は毎週月曜日のレクチャー(19:30〜)を担当。3/21のみゲストとして石榑督和さんが登壇。興味ある方、是非お申込ください。 アノニマスな世界…

謹賀新年2016

2015年を、 4半期に区切って振り返ってみる。リンクは基本的に当ブログ内記事。 1(1-3月):日埜直彦さん企画のシンポジウム「ヒストリー・オブ・ジャパン・アーキテクツ」(2月21日@金沢21世紀美術館)に、長谷川堯、中谷礼仁のお二人とともに参加(→そ…