2017-01-01から1年間の記事一覧

【再掲】要申込 「戦後空間シンポジウム01 民衆・伝統・運動体」12月16日(土)田町の建築会館ギャラリー

戦後とはひとつの空間であった この空間の存立構造を問う連続シンポの第1回目を行います。近代文学の鳥羽耕史さん、建築史のケン・タダシ・オオシマさん(ワシントン大学)が講演(日本語です)、建築家の日埜直彦さんがコメント。なぜ、建築家は「民衆」や…

研究室10周年記念サブゼミ大会にて國分功一郎『中動態の世界』を読む。

國分功一郎『中動態の世界』(医学書院、2017)を読んだ。OB・OGが研究室10周年の集まりを企画してくれ、その第1部としてサブゼミ大会(OB・OGをまじえた文献購読ゼミ)をやることになったので、課題図書にこれを選び、皆で議論した。完全な能動でも完全な受…

要申込・先着順! 「戦後空間シンポジウム01 民衆・伝統・運動体」12月16日(土)田町の建築会館ギャラリー

戦後とはひとつの空間であった この空間の存立構造を問う連続シンポの第1回目を行います。 1950年代の「民衆論」「伝統論」は、従来あまりに建築ジャーナリズム内的な視野でのみ語られてきましたが、これを、より大きく、うんと立体的な地図を押し広げつつ、…

10+1 website 2017年9月号 特集「東京の〈際〉」 ---- 網と魚

10+1 website 201709 特集 東京の〈際〉 都市アウターリング研究事始め──際はどこにあるか?/青井哲人(明治大学准教授) 東京港・港湾倉庫の世界システム/渡邊大志(早稲田大学創造理工学部建築学科准教授) 点在する東京のマーケット──再び都市の資源に…

研究室ウェブサイトをつくりかえる

web

まだちょっと中身の移植が終わっていないのと、テキストなども整えていこうと思っているので、気長にお待ちください。

浅間山麓の宇宙/荷車のある日常:種田元晴『立原道造の夢みた建築』(鹿島出版会、2016)を読んで

口絵に立原道造(1914-39)の絵が2点選ばれている。 ひとつは無題だが、浅間山麓の小学校を描いた鳥瞰図(1935春頃)、他は未発表のパステル画「荷車」(1930年6月)である。この2点が、表・裏に印刷されている。 前者は、著者の種田によれば、立原が都市の…

布野修司連続インタビュー第2回「1968-69年 補遺/1970-72 雛芥子の胎動」公開

第2回の記録「1968-69年 補遺/1970-72 雛芥子の胎動」を公開しました。続々アップしていく予定でしたが私がサボっておりました。ご期待の皆様すみません。今回は、前回(「1968年」の入学の年とその翌年)の補遺と、建築学科に進んでからM1の頃までの、い…

石川初研『神山暮らしの風景図鑑』

慶應義塾大学SFC石川初研究室 神山プロジェクトチーム『神山暮らしの風景図鑑』2017.02(Keio University SFC hajime lab., Visual Guide to Living Landscape in Kamiyama, 2017.02) 目次: 第1章 風景の要素(ザ・イシヅミスト/軽トランドスケープ/神…

『福島アトラス01:原発事故避難からの復興を考えるための地図集』について

『福島アトラス 01:原発事故避難からの復興を考えるための地図集』という冊子をつくりました。本のタイトルにあるとおり「アトラス=地図集」です。非常に短時間に膨大な情報を集めて整理していますが、そういう意味では生々しい実態からすーっと上に引いた…

2016年度 研究室の学生諸君の成果

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修士論文: 小見山滉平「大宮駅東口(旧中山道大宮宿)における都市組織の変容 −短冊地割の改変、土地の細分化、大規模店舗の進出−」 祐川牧子「リージョナリズムの表現と議論−1970〜90年代の公共建築の設計競技を通して−」 関根薫「RCラーメン構造の…

台湾の世界遺産!?

平野久美子 編著『ユネスコ番外地 台湾世界遺産級案内』(中央公論新社、2017年3月)刊行。 作家の平野さんとは、昨年2〜3月に横浜バンカートで開かれたBankART schoolでの全8回のレクチャーシリーズ「アノニマスな世界をつくるアート(わざ・すべ):台湾の…

モダニスト再考[日本編]建築の20世紀はここから始まった

20代の頃とてもお世話になった『建築文化』。その2000年1月号(Vol.55, No.639)特集「日本モダニズムの30人 モダニスト再考2 国内編」が、単行本になりました。青井は角南隆と森田慶一の2編書いていまして、今回少し手を入れています。 以下に目次を流して…

謹賀新年はあまりに遅すぎてお恥ずかしいのですが。ご挨拶かたがた2016年の備忘録。

2月も末になったのでもう居直っていいますが、本年もよろしくお願いします。 年末年始は神山町(徳島, 3日間)、閩南地域(中国福建省南部, 10日間)、原発被災地(福島県, 5日間)と出張続きで、その後もバタバタが止まらず、年賀状も結局あきらめてしまい…