2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

親父たちの家が建ったとき、建築家はいなかった。

うちの奥さんは今日(11/27)実施の5大市長選挙のため昨日から明日まで台北帰省中。そろそろ開票結果も出る頃だと思うが・・・どうやら期待したほど票はのびなかったようだ。得票総数でいえば伸びているのだが、ポストの数でみるかぎりは現状を守られた格好(…

2002〜2003連載「建築雑誌アーカイブス」全24回記事リスト

そのむかし、2002年1月〜2003年12月の2年間、『建築雑誌』の連載2ページを持たせていただいたことがあります。広告ページの後、一番最後の最後にページをもらったので、2年間まったく気づかなかった方もいらっしゃるかもしれませんが僕としてはかなり時間と…

娘の七五三。大国魂神社の白州にて。

娘の七五三ってことで武蔵国の「国魂神」を祭る東京府中の古社・大国魂神社へ出かけてきた。拝殿と本殿の間には中門も幣殿や祝詞殿もなく、ただお白州と呼ばれる祭庭だけがある。申込書を書き祈祷料を払った人々がこの祭庭にまとめて案内され、お祓い・祝詞…

砂本文彦氏の「学界展望・日本近代都市史」/都市史・都市論の基本問題について

もう1ヶ月以上前になると思うが、建築史学会のジャーナル『建築史学』が送られてきて、すぐさま砂本文彦氏の「学界展望 日本近代都市史」(『建築史学』55号、2010年9月)を拝読した。かなり思い切った研究状況の整理がなされており、緊張感をもって興味深…

8th ISAIA Kitakyushu(第8回 アジア建築交流国際会議・北九州)成功のうちに閉幕。

2010年11月8日から12日にかけて北九州国際会議場(磯崎新設計)にて開催された「8th International Symposium on Architectural Interchange in Asia」が終了しました。世界各国からの参加者の皆さんには無事に帰宅されますよう。そして実行委員会、とりわけ…

雑誌『すまいろん』(住総研)秋号届く/夏号特集「動くすまい」の感想・元倉眞琴氏・安藤正雄氏

今号もまず表紙見返しの「日本の集落の30年」がすごい。今回は兵庫県豊岡市城崎町「楽々浦(ささうら)」の舟屋とその今日の姿。30年前と今日の二枚の写真のあいだをつなぐプロセス、つまり「時のかたち」を想像する力というのかな、そういうものこそ建築と…

EAAC 2011 Singapore →アブストラクト提出期限が11月15日まで延長されました。

東アジア建築文化国際会議2011年4月@シンガポール →公式web siteはこちら すでに多数の応募があるようですが、延期の要望が強いのを受けて期限を15日とした旨の知らせがありました。10月末に間に合わなかった方、迷ってやめてしまった方など、朗報です。是…

先日(10月23日)の明治神宮シンポの記事が神社新報誌に掲載されました。

青井・畔上・藤田の各発題と山口輝臣氏のコメントが丁寧に紹介されています。神社新報 平成22年11月1日付。記事(jpg画像)はこちらにupさせていただきました。

「早い歴史化」を迫ったものは何か

本多昭一『近代日本建築運動史』(ドメス出版、2003)を読む。重要な資料が豊富に紹介されておりたいへん勉強になった。ただ、著者は大学闘争後「新建」の運動当事者で、随所で丁寧な批判的検証がなされた好著であることは間違いないのだが、本書全体として…