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戦後空間シンポジウム01民衆・伝統・運動体のレビュー記事3本が『建築討論』誌で公開されています。

日本建築学会〈戦後空間WG〉主催「戦後空間シンポジウム01 民衆・伝統・運動体」(20171216)続報です。10+1 website 2018年2月号PICKUPに続き、日本建築学会のウェブマガジン『建築討論』にてレビュー記事が出ました。2誌連動企画。特集前言から引用してお…

戦後空間シンポジウム01 民衆・伝統・運動体(20181216)の内容、10+1 website にて公開

去る2017年12月16日(土)に建築会館(日本建築学会)ギャラリーにて開かれた「戦後空間シンポジウム01 民衆・伝統・運動体」の内容が、10+1 website の pick up にて公開されました。 建築論の1950年代を、冷戦の政治地図のなかに置き、文学等の他ジャン…

【再掲】要申込 「戦後空間シンポジウム01 民衆・伝統・運動体」12月16日(土)田町の建築会館ギャラリー

戦後とはひとつの空間であった この空間の存立構造を問う連続シンポの第1回目を行います。近代文学の鳥羽耕史さん、建築史のケン・タダシ・オオシマさん(ワシントン大学)が講演(日本語です)、建築家の日埜直彦さんがコメント。なぜ、建築家は「民衆」や…

要申込・先着順! 「戦後空間シンポジウム01 民衆・伝統・運動体」12月16日(土)田町の建築会館ギャラリー

戦後とはひとつの空間であった この空間の存立構造を問う連続シンポの第1回目を行います。 1950年代の「民衆論」「伝統論」は、従来あまりに建築ジャーナリズム内的な視野でのみ語られてきましたが、これを、より大きく、うんと立体的な地図を押し広げつつ、…

20160925「都市としての闇市」・・・もうかなり前になりますが。

闇市研究会主催のこのシンポに、日本近世史の小林信也先生、社会学・都市論の吉見俊哉先生とともにコメンテーターとして参加させていただきました。ほんとはこの研究会のメンバーだったのですが前に足を洗い(笑)、少し時間が経ちました。この間にヤミ市研…

法政大学建築フォーラム「建築と都市と民主主義を考える」20160927〜1206

「民主主義」というレンズを通して建築と都市を捉え直してみよう、という講演シリーズ。時宜を得たテーマですね。コーディネータは橋本純さん。第1回の湯浅誠さん、第2回の僕はもう終わってしまいましたが、今後も面白そうな講演が続くので是非。 このシリ…

ISAIA 2016@Sendai has been Closed with a Great Success!

2016年9月20日〜23日にわたって開催された11th ISAIA 2016@Sendaiが大成功のうちに閉幕しました。中国・韓国・日本の3建築学会が2年に1度持ち回りで開催している国際会議です。今回は Student Competition、Sendai Declaration、そして Indonesian Built Env…

3月17日(木)18:00〜 千年村プロジェクト勉強会シリーズ「先達に学ぶ」にて

来る3月17日、千年村プロジェクトの先達に学ぶの第2回レクチャをすることに。この機会に僕も色々教えていただこうっと。下の画像は『康熙臺灣輿圖』(部分、オリジナルは536×66mm、作成1699-1704頃)。上が東側(中央山脈)、下が西側(西部平原−台湾海峡)…

『明治神宮以前・以後』の書評会、丸一日。

藤田大誠・青井哲人・畔上直樹・今泉宜子編『明治神宮以前・以後―近代神社をめぐる環境形成の構造転換―』(鹿島出版会、2005)に関する書評がいくつか出ていることは前に当ブログ(この記事)でまとめた。今後もまだ出るようで、ありがたい。 で、昨日は2日…

BankARTスクール201602-03受講生募集中

バンカート(BankART1929)が主催するBankARTスクールの、2016年2-3月のプログラムが受講生を募集しています。青井は毎週月曜日のレクチャー(19:30〜)を担当。3/21のみゲストとして石榑督和さんが登壇。興味ある方、是非お申込ください。 アノニマスな世界…

辻原先生のブログより:台湾調査をご一緒したことなど

そうそう、熊本県立大学の辻原先生のブログに8月の台湾調査のことが書かれています。当方の研究室とご一緒した日のこと。 2015.08.18 青井研究室の皆さんの調査に合流させて頂きました_午前版 2015.08.18 青井研究室の皆さんの調査に合流させて頂きました_午…

熊本県立大学にてレクチャー+天草の旅

報告がすっかり遅くなりましたが、2015年11月6日、熊本県立大学の辻原万規彦先生に呼んでいただきレクチャーをさせていただいた。神戸芸工大出身で有明高専で教えている鎌田誠史さんも聞きに来てくれて感激。先日、辻原先生が学生さんのアンケートを送ってく…

歴史を動かすのはイデオロギーか技術か ---- 明治神宮シンポジウム「明治神宮「誕生」の前史を考える:境内と社殿の近世・近代」を終えて。

歴史学者と議論すると、イデオロギー的な答えを要求されることが多い。前に植民地神社の本を書いたとき、「けっきょく、あなたの研究で「国家神道」はどう書き換えられたのか?」と問われた。それはイデオロギー的な規定をせよ、という意味であって、つまり…

【再掲】【告知】10/24 明治神宮シンポジウム「明治神宮「誕生」の前史を考える:境内と社殿の近世・近代」

あらためまして興味ある方はお見逃しなく。「復古」「自然」の近世/近代。興味ある方限定!

【告知】10/24 明治神宮シンポジウム「明治神宮「誕生」の前史を考える:境内と社殿の近世・近代」

こういうシンポジウムを行います。復古とは何か、自然とは何か。こうした問題をめぐる精神史・技術史に、神社における近世−近代の連続/断絶の相を通して迫っていきます。奮ってご参加ください。 明治神宮シンポジウム「明治神宮「誕生」の前史を考える:境…

シンポジウム「ヒストリー・オブ・ジャパン・アーキテクツ」のレビュー

表記シンポジウムについて当ブログでは、 http://d.hatena.ne.jp/a_aoi/20150228/1425138684 http://d.hatena.ne.jp/a_aoi/20150305/1425489332 のふたつの記事でいちおう振り返りましたが、この間に下記レビュー記事が公刊されました。ありがたいです。 吉…

人の移動は居住世界をどう動かすのか 〜 複合化と葛藤 〜

2015.03.07. Sat. 「人の移動と居住文化」と題する公開研究会に、コメンテーターとして参加した。この研究会は、日本建築学会建築計画委員会の「比較居住文化小委員会」が企画したもの。こういう小委員会があるってこと自体、建築学会って奥深い。 公開研究…

ヒストリー・オブ・・についての個人的な備忘録

ヒストリー・オブ・ジャパン・アーキテクツのシンポジウムでぼくが喋ったこと、どうもうまく伝わっていないなあと反省すること頻りなのですが、大事な部分だけここで補足しておきたいと思います。まず、ぼくとしてはそれなりに日本の戦後建築史の全体をカヴ…

シンポジウム「ヒストリー・オブ・ジャパン・アーキテクツ」

2015.02.21 Sat. 金沢21世紀美術館の10周年記念「ジャパン・アーキテクツ1945-2010」の関連プログラムとして開催されたシンポジウム「ヒストリー・オブ・ジャパン・アーキテクツ」が開かれた。企画・モデーレータ=日埜直彦、スピーカーに長谷川堯、中谷礼仁…

10月1日開催の新国立競技場シンポの内容が10+1 website にて公開 + 磯崎新氏のコメント、ザハ・ハディドによる批判

2014.10.01に建築会館にて開かれたシンポジウム「新国立競技場の議論から東京を考える」の内容が公開されています。スピーカーは槇文彦(建築家・槇総合計画事務所代表)、内藤廣(建築家・内藤廣建築設計事務所代表、東京大学名誉教授)、浅子佳英(建築家…

都市史研究の運動性を感じた1日

一昨日(12/12)の日本建築学会都市史小委員会シンポにつづき、都市史学会大会に参加。残念ながら12/13は大学院の中間発表会だったので西川幸治先生の記念講演を拝聴できなかったのだが、14日のシンポでは各分野の研究動向の報告を聞き、ラテンアメリカ都市…

大地/地面/土地の三位相の複合としての「地」

20141212.Fri. 日本建築学会都市史小委員会シンポジウムが行われ、コメンテーターとして参加したが、とても面白かった。早起きして京都へ行った甲斐あり。 日本建築学会主催 建築歴史・意匠委員会 都市史小委員会シンポジウム 「都市と大地」シリーズ1 「都…

建築夜学校第一夜:新国立競技場をめぐる議論を終えて(ノート)

一昨日(20141001)、日本建築学会 建築夜学校2014「東京オリンピック2020から東京を考える」の第一夜の企画として開かれた、「新国立競技場の議論から東京を考える」と題するシンポジウムに登壇した。槇文彦さん、内藤廣さん、浅子佳英さん、青井の4名が発…

「日本近代建築の百年 1914〜2014」(web版建築討論)+「建築における日本近代化100年の「倉」とは」(をちこち)

日本建築学会web版建築討論に、第2回けんちくとーろん(公開座談会)「日本近代建築の百年 1914〜2014」が掲載された。web版建築討論第2号のコンテンツだが、この座談会のみ先行公開した模様。レム・コールハースがプロデュースするヴェネツィア・ビエンナー…

景観のアーキテクチャ:建築史学会2014年度大会シンポジウム

2014.04.19 Sat. 建築史学会2014年度大会@京都工芸繊維大学。下記のシンポジウムに登壇。 記念行事 シンポジウム「“町並み”か“景観”か―町並み・集落・都市・景観保存の現在と建築史学―」 司会 中川理(京都工芸繊維大学) 趣旨説明 大田省一(京都工芸繊維…

インフォ・グラフィクスを通して、建築を考える。

※ 展覧会は1月19日(日)をもって終了しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。 ※本日1月20日(月)、撤収作業を行いました。これにて建築雑誌関連のお仕事すべて完了です。執筆者・登壇者の皆様、ライターの皆様、制作のMDRの皆様、事務局…

日本建築学会大会@北大+研究室合宿@青森県

2013.08.29出発。8.30〜9.1 日本建築学会大会に参加。実は大学院生時代に発表して以来、PDとか協議会とかで話をすることはあったが、いわゆる学術講演は20年振りくらいにやった。2011-2012年の台湾調査の成果(澎湖県吉貝4本、彰化県北斗4本、永靖餘三館2本…

スポリア(SPOLIA)をめぐって

皆さんはスポリアという言葉をご存知だろうか。私は京都大学人間環境学研究科の国際シンポジウム「SPOLIA 建築・都市の継承と再利用 西洋と東洋の比較を通じて」という企画を知ってはじめてこの言葉を耳にし、調べてみて興味を持ち、このシンポジウムを聞き…

谷川竜一さんのピョンヤン探訪報告と、松下迪生さんの台南研究の報告を聞く。第13回都市基盤史研究会にて。

7月後半〜8月初はもうバタバタでブログ書けませんでしたので、がんばってキャッチアップします。 さて、都市基盤史研究会って皆さんご存知ですか。京都工芸繊維大学の中川理先生を研究代表者とする科研費基盤研究(A) 「戦前期わが国の都市空間システムに関す…

深尾精一先生の特別講義を拝聴して、土台について考える

門脇耕三先生の建築構法Iという授業の最終回は御師匠の深尾精一先生による特別講義、というお知らせをいただいていたので、今日(20130718.Thu.)教室に潜り込んで(とか言って一番前の席)拝聴した。 何気ないお話のなかでたくさん気づかされたことがあった…