シンガポールです。EAAC 2011 Singapore

0511/国立シンガポール大学を会場として開かれる東アジア建築文化国際会議シンガポール2011に参加するため、昨夜羽田を発ち、今朝6時にシンガポールに到着しました。いまホテルだけど早朝なのでチェックイン待ち(10時くらいになりそう)。今日は明日からの開催を前に実行委員会が開かれる予定。
0512/朝の開会式とキーノートが終わったところで自分のセッッション(論文の発表+自分が司会)が今日の午後だと知り、あわてふためく(なぜかてっきり明日だと思い込んでいた)。1時間で発表原稿をまとめ、1時間で他の論文に目を通し、30分で司会の流れを整理して、本番。案の定、司会はともかく自分の論文発表の混乱振りはもうひどいものでした(アー)。夜は前回台南2009の組織委員でもあり、前々回京都2006でぼくのオーガナイズド・セッションに招聘した呉秉聲さんたちと飲む。
0513/チャイナタウン。19年振り。
0514/午前中は伊藤毅先生のキーノートを拝聴。主題は「セグメンテド・インフラストラクチャ」。今度の災害も踏まえて小さなインフラの可能性を歴史的に探るものできわめて興味深い。午後は李相海先生のキーノートに対するディスカッサントとして、10分程度コメントを話す。李先生の主題は「自然」だったので、自然を扱う上での二つのチャレンジを指摘。ひとつは自然の美学化・政治化に対してナイーブでにならないよう注意すべきこと、もうひとつは資源でもあり同時に脅威でもあるような(ヒトの生命を正にも負にも左右するものとしての)自然について。つまり災害のこと。この両極のあいだに様々な自然が位置づくだろうが、いずれにせよ歴史観が問われることは疑いない。
閉会式。主催者の Heng Chye Kiang からの挨拶と、11日の実行委員会で決定した次回ホストの発表。2012年12月初旬・香港中文大学。何培斌先生の軽快なスピーチが場を一気に盛り上げる。最後に事務局統括の Chen Yu の挨拶で3日間の会議日程はすべて無事に終了。明日(日曜日)はマラッカツアーに参加の予定だったが帰国便に間に合いそうにないので断念。代わりに市内散策の予定。なんかネタ探そう。
0515/ホテルからまず旧カントンメント地区を歩き、シンガポール河を挟んだチャイナタウン側へ。つづいてリトルインディア、それからイスラムクォーター。クタクタになって深夜便にて今朝帰国。眠い。
EAAC2011