2011-01-01から1年間の記事一覧

シンガポールです。EAAC 2011 Singapore

0511/国立シンガポール大学を会場として開かれる東アジア建築文化国際会議シンガポール2011に参加するため、昨夜羽田を発ち、今朝6時にシンガポールに到着しました。いまホテルだけど早朝なのでチェックイン待ち(10時くらいになりそう)。今日は明日からの…

やりましたね! 5月7日(土)南三陸町志津川漁港に番屋が完成。

竹内泰さん(宮城大学准教授)の設計・指導。(僕もメールで準備中のやりとりを見守っていたのだけど)今回のプロジェクトは竹内さんと地元漁協が中心になり、加子母木匠塾、宮城大・東京理科大・滋賀県立大・千葉大等のネットワークによる支援で実現。木材…

山口弥一郎の三陸集落調査についてまとめました。

ウェブサイト「三陸海岸の集落 災害と再生:1896, 1933, 1960」に、「山口弥一郎の三陸集落調査」, 「山口弥一郎の三陸集落調査関連文献」をアップしました(2011年5月6日)。 山口弥一郎への関心が集まっているようです。三陸地域の津波災害と集落移動に関…

「三陸海岸の集落 災害と再生:1896, 1933, 1960」付記

ウェブサイト三陸海岸の集落 災害と再生:1896, 1933, 1960の主旨・読み方等は、サイト中に最少限の記載をしていますが、多少の補足をさせていただきます。 当サイトは、4月11日に数名の院生有志と私とで資料収集・読込みを開始し、当初より3週間後(4月末)…

10+1websiteにて牧紀男さんとの対談が公開されました。

牧紀男×青井哲人「東日本大震災を考える[2]:移動と定着のメカニズム──災害の歴史から学ぶこと」

[disaster[web]][city]ウェブサイト「三陸海岸の集落 災害と再生:1896, 1933, 1960」を公開しました。

当方の研究室にて作成した「三陸海岸の集落 災害と再生:1896, 1933, 1960」を4/29夜に公開しました(第一次公開)。

「ポシェ」から「余白」へ

小沢明『「ポシェ」から「余白」へ』(鹿島出版会、2011)、一気に読みました。同書の魅惑的なキーワード群を並べてみませう。 オープン・ポシェ(open pocher)/アーバン・ポシェ(urban pocher)/ハビタブル・ポシェ(habitable pocher)/コムロンガン…

三陸海岸都市アーカイブが成長している。

都市計画遺産研究会(日本都市計画学会共同研究組織)が作成している「三陸海岸都市の都市計画/復興計画史アーカイブ」が、前にここで紹介した後も日々成長していることに遅まきながら気付きました。まずトップページには都市計画遺産研究会の作成による「…

山口弥一郎の「集落移動」研究と牧紀男さんの「移動する人々」

昨日書いた研究室の短期集中作業・略称サンリクゼミのため色々調べている過程で出会ったのだが、山口弥一郎(彌一郎/1902〜2000)なる人物がすこぶる面白い+重要。福島県会津美里町に生まれ、亜細亜大学等で教鞭をとった山口は、東北地方の歴史・地理・民…

春の集中プロジェクト2件動いてます。

昨日4/14(木)は新年度初回のゼミということで院生3名の発表と、昨年夏の台南サーヴェイの紹介報告の後、研究室の家具設計制作プロジェクトのミーティング。地震で一部の家具が壊れてしまったため研究室の約1/3のブースを新たに設計制作しようという新入り…

新年度の研究室活動を開始。

lab

インド人が5人でやってる行きつけのインド料理屋が今日は電話に出た。行ってみたら、インドから帰ってきたんだって。ナンは相変わらず美味。カレーはチキンティッカとサグを注文。うん、いい日だなあ。 さて。今年度の研究室の活動を4月7日(木)に開始した…

彙報的備忘録3 三陸海岸都市アーカイブ

これはすばらしい! 都市計画遺産研究会(日本都市計画学会共同研究組織)が作成している「三陸海岸都市の都市計画/復興計画史アーカイブ」必見です。

彙報的備忘録2 漁村のこと

「東北地方太平洋沖地震 緊急被害状況報告 石巻」(宮城大学 竹内泰他)より: 町の主産業である漁業や工業の施設規模が、巨大であったことは、石巻市の市財政や住民の生活を大きく支えてきたともいえるが、機能が停止した現在、そのそれぞれの産業復興の展…

新建築住宅特集1年間のお仕事終わり。最後は近作訪問=塚田眞樹子/KOZUKI HOUSE

通常どおりの記事も書きます。最後の取材は塚田眞樹子さん設計の住宅でしたが、こちらのサイトでyoutube動画が紹介されていましたので埋め込みで。やっぱり内部空間の刻々と変わる重層性やマットな白色の質感を伝えることが意図されていますね。僕は反対に、…

彙報的備忘録

所用あり盛岡に入っている牧紀男さんと電話で喋った(3/24昼前)。首都圏の関心はもっぱら放射能だが、現地では緊急期から応急期への移行が焦眉。現地の役所も仮設住宅供給で忙殺されている模様。別の情報だが国はすでに仮住まいからの再定住にかかわる計画…

1904年・1906年の台湾・嘉義大地震の被災状況の写真・スケッチ等

台湾も地震国。日本の植民統治時代では1935年の中部大震災がよく知られているが、ここでは1904・1906年の2度にわたる嘉義での震災について各報告書の画像をFlickrにあげる。これらは植民地支配(1895-1945)のなかでも早期に属すこともあり資料的価値が非常…

追記まとめ(追加は下から上へ)

*地震発生(3/11)後の個人的備忘録はこれでいちおうやめにします。 3/21:まちはサイバネティック。災害、とくに今度の津波は圧倒的に非サイバネティック。力がそのまま変形を出力するから。それでもやがてはそれを大きな成り行きのなかに溶かし込んでいく…

研究室大掃除中に地震発生。書架など倒壊も学生たちは無事。他のメンバーも無事なら連絡を。

今日研究室の大掃除をしていた10名の学生たちの無事はさっき確認できた。怪我人が出なくてよかった。ツイッターも検索しまくったら研究室の写真が出てきて、書架など倒れて足の踏み場もないような状態。他のメンバーも連絡できる状況なら連絡をください。僕…

Xから都市組織研究へ/都市組織研究からX'へ

昨日(20110305 Sat)、東大本郷で東京フィールド研究会公開講演会「都市フィールドワークの開拓 布野修司先生にうかがう」が開かれた。第1部の布野先生の基調講演は「Xから都市組織研究へ」と題して自身の研究歴を開陳。第2部は主催者サイドの学生さんた…

研究室メンバーの今後の予定

3月2日(水)17:00〜 トウキョウ建築コレクション プロジェクト展 スタジオトークコメンテーター=加茂 紀和子 発表:「台南サーヴェイ2010」服部征起・白佐立・石榑督和・渡邊映介・肥後伯子(研究室プロジェクト) 3月4日(金)13:00〜 トウキョウ建築コレ…

(告知)東京フィールド研究会 第3回公開講演会「都市フィールドワークの開拓 布野修司先生にうかがう」

下記の告知が届きましたのでお知らせします。企画的には先を越されてしまいました、すみませんF先生。あと研究室のI君がいつのまにか司会の1人に。などという内輪話はさておき、布野修司を批判的に読み直す初めての貴重な場となるでしょうから、みなさん…

小さなピクチャレスク

昨年5月号より『新建築住宅特集』でエッセイ(前号感想)とコラム(近作訪問)の連載をやらせてもらっていて、今週末の近作取材(4月号掲載分)で1年間の仕事が終わるというところまで来た。届いたばかりの3月号では前号特集「小さな家」についての感想を書…

たまふゆる冬でありますよう。

住宅総合研究財団より『すまいろん』冬号が届く。特集は大月敏雄さんが担当された「特集=近居・隣居のススメ‐「住宅に住む」から「地域に住む」へ」。僕は昨年ゲスト編集委員として委員会にお邪魔していて、担当させていただいた特集「動くすまい」の実質的…

ジョン・ターナー情報 追補

うっかりしてました(汗)。『群居』創刊準備号に、ターナーのこと書いてる、布野修司先生が。ターナーは1982年6月9-16日に国連アジア太平洋都市会議(於:横浜)出席のため来日していて、しかもその折に何とターナーから電話をもらって会ったところ、セルフ…

柵の隙間で館を建てた。

ロバート・カプラン著(松浦俊輔訳)『ゼロの博物誌』(河出書房新社、2002)を読んだ。「ゼロ」は、思考の抽象度が上がる(形式論理の世界へ一歩近づく)ときに介添え人として働き、同時にその論理世界のなかに自らの位置を獲得していく。というような歴史…

John F. C. Turner, HOUSING BY PEOPLE, 1976

《ジョン・ターナーの本はハウジングに関するものだが、同時に人々の生活の何が基本的なものか、どんな力が彼らを制御しているのか、そして彼ら自身は何を制御できるのかについて書かれている。コーリン・ワードが序文で言うように、ターナーは「ハウジング…

明治大学建築学科・新公式ウェブサイト公開

web

明治大学理工学部建築学科の新しい公式ウェブサイトが昨夜より公開されております。 http://meiji-architecture.net/index.php サイト全体をMovableType 5でつくりました(設計・制作:明大建築学科+BROS)。これでダイナミックに情報を提供できる準備が整…

The Crescent and the Sun: Three Japanese in Istabul

イスタンブールから昨日届きました。前にご紹介した展覧会の図録。なかなか重厚です。

建築雑誌201102・特集「建築論争の所在」

『建築雑誌』2011年2月号が届いた。毎年2月号は前年大会の概況報告が掲載されるので特集はややボリュームが小さくなるが、今回は小特集「建築論争の所在」。近代日本の建築論争は、それぞれの時代の(顕在的・潜在的な)建築論がそこに向かって対立の束とし…

『スラムの惑星』(2010)と建築雑誌201101特集「未来のスラム」のレヴューを書いた。

10+1 web site 「2010-2011年の都市・建築・言葉 アンケート」に(遅ればせながら)答えて、マイク・デイヴィス著(酒井隆史監訳、篠原雅武・丸山里美訳)『スラムの惑星──都市貧困のグローバル化』(明石書店、2010)と『建築雑誌』2011年1月号特集「未来の…