『スラムの惑星』(2010)と建築雑誌201101特集「未来のスラム」のレヴューを書いた。

10+1 web site 「2010-2011年の都市・建築・言葉 アンケート」に(遅ればせながら)答えて、マイク・デイヴィス著(酒井隆史監訳、篠原雅武・丸山里美訳)『スラムの惑星──都市貧困のグローバル化』(明石書店、2010)と『建築雑誌』2011年1月号特集「未来のスラム」について書きました。記事はこちら
『スラムの惑星』は、日本ではたぶんに知的ゲームになりがちな諸問題を、そんなもの根こそぎにしてしまうほどの未曾有の裸形の現実とともに突きつけるような書物ですから、それを日本でどう受け止めるかというのは易しくありませんが、特集「未来のスラム」はさすがにそこんとこの要を押さえた内容になっていて一気に読み切りました。今後はこの射程でものを考えざるをえません。実際、これに接続しうる日本内外のドキュメントが次々に掘り起こされていくことになるでしょう。