interior

Victor Horta, La Maison du Peuple, Bruxelles, 1896-1898

ヴィクトール・オルタ設計の「人民の家」(ブリュッセル、1896-1898)の平面図。施主は Parti Ouvrier Belge という政党で、英語にすると Belgian Socialist Party つまりベルギー社会党。オルタ、あるいはアール・ヌーヴォーといえば19世紀末のブルジョアの…

台湾調査後半戦は馬祖列島と台湾東部でした。

昨日(8/22)台湾より帰国し、今朝からは早稲田大学にて建築学会大会に参加しております。 今夏の台湾調査は、前半(澎湖群島・吉貝島の集落)は宿を定めて11名でひとつの集落をインテンシブに調査しましたが、後半は学生メンバーが入れ替わり、数名でキャラ…

研究室復興・家具プロジェクトもいよいよ施工段階に/台湾入り

3.11で壊滅(といっても什器・備品・書籍などの倒壊・破壊・散乱です)した私たちの研究室(B4〜D1、約20名の居場所)の復興を新入りB4の共同プロジェクトとして4月から設計・積算・材料発注などを進めてきましたが、ようやく7月29日に材料が届き、7月31日よ…

家具はなぜ論じにくいかを皆で考えてみた

先週のことだが(20110727 wed.)、研究室のサブゼミで家具と建築の違いについて議論してみた。一昨年から家具やインテリアの理論や歴史ができないだろうかと考えはじめて、最近はその方面に興味のある学生も結構いるのでやらせてみているのだが、どうもうま…

春の集中プロジェクト2件動いてます。

昨日4/14(木)は新年度初回のゼミということで院生3名の発表と、昨年夏の台南サーヴェイの紹介報告の後、研究室の家具設計制作プロジェクトのミーティング。地震で一部の家具が壊れてしまったため研究室の約1/3のブースを新たに設計制作しようという新入り…

日比谷の日生劇場。RCラーメンを見ることにした。

12月6日(日)、日比谷の日生劇場(村野藤吾・1963)を、係の方に丁寧に御案内いただきながら学生たちと見学した。19世紀末のアール・ヌーヴォー、セセッションから20世紀初の表現主義の雰囲気が濃厚で、かつ戦後の工業的な材料が使いこなされている。竣工当…

日本の家は、素晴らしい家具に似ている。

昨年「家具道具室内史学会」という学会が設立されていて、この方面にも少なからず関心を寄せる身として遅ればせながらその会誌創刊号(2009年5月刊)を読んだ。家具や室内はこれまで建築史も民族学も考古学もうまく扱えずに来ている、新しい問題領域になりう…

10+1 website Oct.2009/特集:インテリアデザイン史を遡る

本日公開されました。10+1 website Oct.2009/青井哲人「建築・都市への「インテリア」的眼差し:「建築家・坂倉準三展」を通して」/戸田穣「家具、この動くもの──ペリアン/ル・コルビュジエ《住宅のインテリア設備》(1928-29)」追記:柏木博「強靱かつ…