2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

建物が単なる〈充填物〉であるとは! --- Colin Rowe, "Collage City" 1978

建物が単なる〈充填物〉であるとは! これは嘆かわしいほど受け身で、あまりに経験主義的な考えのように受け止めることもできる ---- しかし必ずしもそうである必要はない。(C・ロウ+F・コッター『コラージュ・シティ』1978/鹿島出版会、1992 p.128) …

いろいろ

先週金曜日、青山の岡本太郎記念館に行ってきた。2年生の最初の設計課題の敷地にすることとなったため(住宅の設計)。受付のおねえさんに明治の建築学科の学生さんがたくさんお見えになってますよ、ありがとうございますと御礼を言われ恐縮。いやこちらこそ…

住総研・対論 梶山秀一郎さんらと

20090423 Thu. 大学にて近代建築史の授業を終えたあと、住総研シンポジウム「継承の知恵−保存・再生・無意識−」に行ってきた。 第78回 住総研「すまいろん」夏号 シンポジウム 対論I部:大嶋信道(建築家)/中谷礼仁(早稲田大学) 対論II部:梶山秀一郎(…

鈴木成文先生よりハガキが届く。

お宅を有形登録文化財とする手続きをいよいよ実際に進められる由。僕のブログ中に、2月22日に先生宅の餅つきにお邪魔させていただいた折、帰り際に撮った写真があるのだが、たまたまそれを先生がご覧になって、利用状況の例を示す写真として申請に使いたいと…

書評:西澤泰彦著『日本植民地建築論』

西澤先生のご研究の総括ともいうべき御著書につき書評を書かせていただきました。このほど掲載誌『建築史学』(2009年春号)が刊行となりましたのでご覧頂ければ幸いです。 書誌情報:西澤泰彦著『日本植民地建築論』名古屋大学出版会、2009年 書きながら再…

新メンバーにて始動。

lab

20090417 Thu. 2009年度の最初の研究室ミーティング。こっちで個人で進める研究の報告+討議。もうひとつ水曜のゼミでは60-70年代のいくつかの都市論を読む。まずは布野修司『戦後建築論ノート』の「建築の解体」から入って、磯崎新、長谷川堯、ヴェンチュー…

さらにつづき。

14日はすべての仕事を終えて、気分よく寧夏夜市にて妻と妻の妹と3人で飲む。うちの奥さんはこの1週間ほんとによく活躍してくれたので、3日前の誕生日を祝いつつ、うまい台菜とビールでねぎらう。 1週間ぶりに肩の荷が下りたわれわれの前をひっきりなしに…

つづき。

台湾報告のつづきです。4月13日は台南より台北へ移動。夜、呉明修先生との会食。実は昨年末だったか、教授会中に『帝国與便所』っていう台湾で出版された日本植民地期のトイレ史の本を読んでいたら、横に座っていた坂上先生(建築設備分野を担当されている先…

台湾のみなさま、東アジア建築文化国際会議、大成功おめでとうございます。

4月10日(金)、陣内秀信先生の講演で幕を開けた国際会議「WhoseEA2009Tainan」が、4月12日(日)のHeng Chye Kiang(王才強/シンガポール国立大学)の講演をもって大成功のうちに閉幕しました。ほとんど完璧にオーガナイズされた、素晴らしい会議だったと…

いろいろ。

4月9日(木)〜15日(水)、台湾に行ってきます。前回2006年暮れに京都でやった「東アジア建築文化国際会議」を今度は台南でやるのです。陣内秀信先生・伊藤毅先生とともに顧問委員などという肩書きももらっていますのできちんと外交してきます。自分の発表…

実戦的リアリズムという美学

都市デザイン研究体という伝説の運動体については皆さんご存知のはず。最近もこのブログでちょっと触れたけれど、『日本の都市空間』(彰国社、1968)の姉妹編ともいうべき『現代の都市デザイン』(彰国社、1969)から2つの図版を。左、どこか分かりますか…