謹賀新年2014 本年もよろしくお願いいたします。

nengajo_2014旧年中は大変お世話になりました。SDレビュー、10+1website はじめ色々な媒体で仕事をさせていただき、また増補・中国語版『彰化一九〇六年』を台湾で刊行できました。学生たちと続けている台湾調査も新しい領域に進みつつある気がします。
今年は『新建築』の月評を担当することになりました。他にも様々な仕事をさせていただく機会がありそうです。台湾調査のみならず、ここ数年進めてきた研究もかたちにしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

そして、日本建築学会の歴史ある雑誌媒体『建築雑誌』の編集・制作を、顧問の平良敬一氏、29名の幹事・委員の皆さん、ライターの皆様、事務局(片寄さん)、MDR(荻原さん・北浦さん)、そしてデザイナーの中野豪雄さんといった沢山の方々と一緒に担当してきましたが、2012年1月号から2013年12月号までの24冊の刊行を無事に終えることができました。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震発生後に発足した私たちの委員会は、準備段階から最後まで、3.11(東日本大震災)の投げかける諸問題を、建築の学・術のあり方を問う根本的な問いとして受け止めることを考えてきたつもりです。反省も沢山ありますが、私たちの委員会でなければできない歴史的なアーカイブを未来に残し得たと自負しています。