(告知)日本建築学会東北支部・みちのくの風2012青森・2012年6月16-17日

下記の講演+討議が八戸で行われる予定です。詳しくはこちらを参照ください。

[日本建築学会東北支部研究報告会]
招待講演(計画系)基調講演+パネルディスカッション[CPD2単位]
日時:6月17日(日)10:30〜12:30
会場:八戸工業大学 メディアセンター
テーマ:前夜の東北から考える震災後のパースペクティブ
主旨説明
 震災から1年余が経過した。思えば激動の時間であった。互いの安否を確認し、死者をおくり、住まいを確保し、瓦礫を撤去する。とりわけ福島県民にとっては、緊急避難状態は未だ継続している。かつての町は、もはや痕跡が見当たらないところも多い。いま私たちは、かつてない厳しい条件下で、くらしや生産を建て直さなくてはならないが、失ったそれまでの有形無形の蓄積を無視することもできないだろう。むしろここで一度、3.11の前夜、つまり昭和史の歩みを問い直し、立ち返るべきもの、伝えるべきもの、そして変えるべきものを見据えることが重要と考える。日本建築学会では、この観点にたち、2012年の機関誌「建築雑誌」において、「前夜の東北」(2012年1月号)なる特集を組み、多彩な分野から昭和史をひも解く作業を行ってきた。この計画系シンポジウムでは、本特集の中心を担当し編集委員長を務める青井哲人氏(明治大学)を中核に、福島を中心に積極的なフィールドワークをベースに、仮設住宅などの様々なプロジェクトを展開する会津の建築家芳賀沼整氏(はりゅうウッドスタジオ)、震災後の集落の復興支援に詳しい農村計画を専門とする鈴木孝男氏(宮城大学)を加え、幅広くかつ実践的なディスカッションを展開してきたい。
  【講演者】青井哲人氏(本会理事 会誌編集委員長 明治大学准教授)
       芳賀沼整氏(建築家 はりゅうウッドスタジオ)
  【パネルディスカッション】青井哲人氏(前掲)
               芳賀沼整氏(前掲)
               鈴木孝男氏(宮城大学
   コーディネーター    坂口大洋氏(仙台高専
               大沼正寛氏(東北工業大学
   司会          浦部智義氏(日本大学