1月16日・名古屋市立大学にて特別講義

1月8日(日)、台湾より帰国の機内で何だかノドがおかしいなと思っていたら、翌朝高熱が出て下がらず、次の日に受診したところインフルエンザ(A型)の診断。そのまま木曜の朝まで38度から39度のあいだを三日三晩彷徨うことに。結局、感染力が残るといけないのでセンターの試験監督は欠席するよう指示があり・・皆様ご面倒をおかけしました。
1月14日(土)センター試験だけれど僕は自宅。台湾では台湾総統選挙。うちの奥さんは投票のため前日より2泊3日で台北へ。僕は中央選挙管理委員会(台湾)の開票速報(ネット)を見守りはじめて間もなく諦めムードに。民進党蔡英文さんを国民党の馬英九氏が次第に引き離していく。馬氏の求心力はかなり後退していたし、人物の評価ならきっと蔡さんが勝ったと思うのだが、中国経済依存が企業にも社会・家族にも根を張っているということかな。台湾とタッグを組んで中国進出を狙う日本企業にとっては「吉」ということなのだろうが。重要なのは今後のグローバル経済の動向。
1月16日(月)は名古屋市立大学芸術工学研究科の特別講義。以前『新建築住宅特集』の近作訪問の取材(会田友朗さんと共同で設計されたPeriscope House)でお世話になったtele-designの久野紀光さん(久野研究室)にお招きいただき、「City Learns 都市は学ぶ:時間をめぐるフィールドワーク」と題して大学院生の皆さんの前でお話させていただいた。内容はちょっと難しかったかな。でも楽しそうに聞いてくれている学生さんの表情があって良かった。話が進むにつれて都市がざわざわ蠢いているような、そんな気になってくれたら成功なんだけど、どうだっただろうか。ざわめく都市をスタティックでない捉え方で捕まえたいんです僕は。会場にはC+Aの伊藤恭行さん(伊藤研究室)もおられ、飲み会はお二人と学生さんたちとで2時半くらいまで盛り上がる。少年のように真面目な建築談義だったなー。久野さん、伊藤さん、改めましてありがとうございました(ブログでの報告が遅くなってしまいましたが)。