『彰化一九〇六』(アセテート)中文版につき、出版社と打合せ

P805016620090805 Wed. 台北縣新店市にある大家出版を訪ねる。大家出版は、遠足文化事業有限公司傘下の小さな出版組織体のひとつ。編集室は引越をしたばかりでまだ看板も出ていないが、入ってびっくりそれなりに大きなフロアにいくつかの出版組織体がそれぞれの場所を占めていて、スタッフはかなり若い女性ばかり。私たちが打合せをした大家出版総編集の頼さん、編集担当の宋さんもそう。ざっくばらんに契約の話からはじめて、アセテートの紹介、内容の確認などして終了。市区改正前の都市形態の復元も重要だが、やはり市区改正で切断された都市組織がいかにして自分自身を修復してゆくかという話が面白いから、そこを是非書いてほしいということで当方の考えと一致。その部分、アセテート版ではまだ序論めいた書き方しかできていないので、具体的に都市の自己再組織化のドキュメントを書き足したい。スケジュールも無理のないところでおよそ確定。

ほっと一息ついて帰宅し、翌日から拉拉山にヒノキの原生林を見に行く段取りをつけようと思うが台風が接近中のニュースでTVが騒々しくなる。ヒノキの森はまたもや断念(毎回行きたいと思うがなぜか実現しない)。台風はちょうど学生たちが台北に来る7日あたりに台湾直撃か。しかも翌日から小型機で離島巡りをはじめる予定。うーむ。フジヤマが見れて幸先よいかと思いきや、なかなか波乱の台湾調査になりそうな予感です。