全体ミーティング

0626 私たちの研究室のミーティングは毎週木曜日の2〜3限。ランチも食べながらやれば4時間とれる。今日は報告5本。
M2修論。I君は渋谷駅と坂倉準三。坂倉の作家論的枠組みからの解放、日本型アーバニズムの一例のドキュメンテーション、江戸縁辺部の都市形成過程など、面白い問題がぎっしり、あのすり鉢地形に詰まっている感じがしてきた。映画都市論のMさん。描かれる都市像を論じる際のフレーミングの問題が少しクリアになってきた。これからしばらくは情報を収集しながら量をこなし、素材を絞り込む作業を。F君は自分がどんな作業をして何を問いたいのか、そのイメージをつくっていく努力をせよ。Kさんは住宅における内・外空間の積極的な関係性に関心があるが、現代住宅では環境に開くのは当然の風潮だからかえって問題が立てにくい。あえて70年代を再考してはどうかと提案。閉じようとするほど開くこととの緊張関係は鋭かったはず。逆に現在を相対化できるかも。M1のH君は、今年1年はある建築家の環境の読み取りと定着(設計)の特質に迫る。粘り強くテクストと実作を読んでいってもらいたい。