東アジア建築文化国際会議2012香港/EAAC International Conference 2012 Hong Kong 終了+成功おめでとうございます。

EAAC_photo_1 香港中文大学で開かれていた国際会議(12/10-12)が無事に終了しました。大成功でしたね。中文大学の何培斌教授 prof. Ho Puay Peng はじめ、実行組織のMaggie さん、Miranda さん、その他の皆さん、お疲れさまでした。再会の友人たち、初めて知り合った皆さん、ありがとう。

12月12日(水)は会議終了後、オプショナルツアーで屏山 Ping Shan という村を何培斌先生に案内していただく。六百年ほどの歴史を有する鄧氏の同族集落で、14世紀の建築、なんていう説明のある家屋もあったりするが、村全体を見れば19世紀後半の建て替えや改造、そして近年の更新を重ねて現在に到るらしい。当然ながら最近半世紀間の建て替えは激しく、3階建てのコンクリートのハコが伝統的な家屋のロットの上にそのまま隙間なしで立ち上がっていることは容易に察せられる。ロットの1/2などのサイズは相続による分割だろう。なかには間口3m程度のロットもあって、伝統的形式の相当古い家屋もみられるので、こうした狭長ロットも中枢部では古くから存在したのだろう。

3日目くらいになると日本からの参加者は大半がいなくなる。皆さん忙しいのでやむをえないと思うけど、概して日本人参加者はウェルカム・パーティも、基調講演も、ツアーも参加率がやや低い。もったいないし、ちょっとばかり失礼だとも思う。ともあれ、ツアーが終わり、バスを降りて韓国の Park Kyung-Rip 先生と歩きながら話してたら、一緒に晩飯行くことになり、韓国の若い先生や院生たちと数人のグループにお邪魔するかっこうで九龍へ。食後はボートでピークに渡り、摩天楼の間を縫って歩く。香港上海銀行ビルの斜向いのラウンジでワインを飲み、Park 先生おすすめの小さな公園(たぶん長江公園)に座っておもむろに A Horse with no Name なんか二人で歌っちゃったりした。本当にオープン・マインディドな先生で、人生すべてが楽しい冒険みたいな不思議な魅力に満ちた人である。

次回EAAC国際会議は、2015年に韓国建築歴史学会をホストとして開催することが委員会にて了承されました。それより前にどこかでふらっと会っても皆さんよろしく。