黙祷。

 2012年3月11日(日)。東日本大震災の発災から1年。14時46分。NHKの追悼式特番を見ながら家族4人で東北を向いて1分間の黙祷を捧げる。
 その後、息子は友だちに電話をかけて外へ遊びに行った。娘はもう乗らなくなった自転車の絵を描いている。息子と娘が何年も乗り継いできた小さな自転車だが、妻の隣人を介した縁で、岩手県北上市の女の子に送ることになり、絵を添えることにしたのである。僕は今日は雑用はしないことに決めて、二宮宏之『全体を見る眼と歴史家たち』(平凡社ライブラリー、1995)を読んでいる。