これは『東京急行電鉄50年史』(1973年刊)に掲載の一枚。竣工時ならびに解体時には色はなかったようですから、着色されていた特定の時期があったということですね。さっそく坂倉展のコアメンバー北村さん(元坂倉所員)にメールしたところ、秒殺で以下のお返事が届く。
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- ロンドン大捜査線:イギリス映画 封切り1971/12
- 八点鐘が鳴るとき:イギリス映画 封切り1971/12
- 哀愁のストックホルム:アメリカ映画 封切り1971/12
- クリスマスの垂れ幕があるのでこの写真は1971年暮れの写真と特定できそうなのですが。
おお、なるほど、お見事。キレイです。もし、この色彩計画を坂倉事務所が監修したというような事実があったらお報せ下さるとのこと。多謝。この件で再確認したのですが、この建物、この写真のような状態が生きた姿なのであって、つまり商業娯楽ビルなのです。竣工は1956年ですから、その当時映画が持ちえた都市的な意味を考える必要がありそう。