第2回編集委員会は長丁場でした。

2011.08.04 Thu 大学で「明大建築アーカイブ」(なるものを構想して色々動いている)の打合せをしたのち、D1の石榑と一緒に田町へ移動。田町遠い(再)。15:00より第2回編集委員会
(1) まずは理事会報告。
(2) ついで特集ラインナップの検討。前回おおまなか24回分のフレーム委員長案(たたき台)を提示して、委員の皆さんに特集テーマ案を持ち寄っていただくようお願いした。今日は提案のあった数十のテーマをひとつひとつ紹介していただきながら2年間のラインナップに乗せていく作業をしたうえで、ひとまず1年間の並びを整えた。東日本大震災を基調としながらも、多様な角度と拡がりのある魅力的なラインナップができたと思う。ここまでで2時間半(汗)。
(3) 連載ページ企画の検討。持ち寄られた20弱の企画案を紹介していただき、特集テーマも睨みながら押し企画を選び出す。この段階でいったん委員長に預けていただきメール上で検討して確定することに。
(4) 1月号特集(大沼・中島・初田・近藤)の検討。先日のブレストでつくった原案を大沼先生から説明していただき、いくつか議論があり、修正点も出たがおおむね原案の枠組みで承認。執筆候補者の内諾をとって原稿依頼、座談会やインタビューの段取りと進めていくことになる。密度のある、資料性の高い、繰り返し参照し返される特集になるだろう。
(5) 2月号特集(居駒・田村・加藤)の検討をつづいて行う。これは素案をもとにした自由なディスカッション。エンジニアリング系の特集ではあるが、むしろサイエンス的な想像力が拡がるような特集にしたい。期待大。
(6) 最後に3月号(牧・寺川)の企画案メモを検討。素案作成に反映させるべき論点を出していく。これも難易度高いけど重要なテーマになる。
・・・というように、各特集は企画案メモ→素案→原案(→内諾・依頼→・・)と順次練り上げていくので、編集会議ではつねに3号分の企画審議が行われる。さらに今日は(2)と(3)が加わったのでたいへん長丁場になった。計4時間半。実は初回委員会で会議は2時間を目安にと申し上げたのだが約束を守るのは次回からということでご勘弁いただく。これで編集会議は終了・・・なのですが・・・
(7) さらに建築雑誌コンパクト化検討小委員会を開く。これは会長方針を受けて会誌後半のモノクロ情報ページをウェブへ移行していくことを検討する場。ひとまずの結論を出す。

さーて、編集委員会の宿題も多いけど、明日からはフィールドだ。これが僕の活力です。台湾の吉貝島(澎湖群島)でみっちり調査をしたのち、媽祖島(媽祖群島)はじめいくつかの地域を廻ります。吉貝はとっても面白い集落で、いままさに漁村集落が都市的・近代的なファブリックへと変容しつつある、その実相をばっちり採録して、陣内秀信先生も真っ青のティポロジアを構築してしまいます(!)・・・成果をお楽しみに。

ああ寝れないかもな今日も。たぶん編集会議では最大限の集中力を途切れさせずに注ぎ込むので神経の高ぶりがおさまらないのです。前回は寝付きは悪いわ眠りは浅いわで、自動繰り返し再生式の夢をみてしまいました。たまにあるけどあれツライね。でも明日からフィールドだからまた別の意味で寝れないかも。小学生みたいだな。