2008 第1回 神田まちづくりフォーラム

0619 授業を終えて駿河台へ向かう。神田地区にエリアマネジメント組織を立ち上げることを目標とする地域関係者や専門家のミーティング。明大では建築の田路先生(現京都大学)・山本先生と商学部の先生方がかかわってこられた。それにしても街の方々にすごい深みや切れ味をお持ちの方々がおられてビビった。たとえば、人口空洞化で小学校の児童数がみるみる減ってきた際、このまま放置するのはマズイと考えた方々は自ら「学校をつぶす」運動をされたという。いずれ廃校になることが目に見えているのなら、学校と地域を荒廃にまかせるのは得策ではない。むしろ統廃合を積極的に進めて、学校の建物や敷地は街のために転用してゆくべきだと考えたという。センチメントを抑えて街のメタボリズムを自ら押し進めようとする透徹した覚悟と見識が伝わる話なのだが、手短に淡々と話されて、驚き、感動した。懇親会でもこの方々と夜遅くまで色々と話をした。とても楽しかったのだが、いろいろと自問してしまう夜だった。