全体ミーティング03

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M2の6人が昨年の研究成果等を紹介(4人でタイムアウト、2人は来週)。
坂倉事務所の都市プロジェクト、西澤文隆のコートハウス論、ル・コルビュジエの「直角の詩」、フレデリック・キースラー。いずれも面白い。ただし自分たちが何が面白いのかを掴めないでいる、言い換えれば解くべき問題を立てられずにいる感じ。逆に問題が立てられれば、対象を変えることだって思い切れる(たとえば「直角の詩」をまともに相手にするのは難しい)。

サブゼミAとしてまず『錯乱のニューヨーク』を読むことに。有名性と無名性をつなぐ/意識と無意識をつなぐ、といった視点で何冊か示した中から学生たちが選んだ。なるべく平明な言葉で(要するにカッコいい言葉でわかったような読み方をせずに)何かを引き出せるようにしてみたい。G・ベイトソンとかが免疫+解毒になるかな(?)。

もう少しペースがつかめて来たら、サブゼミBを動かす。こちらは夏の台湾調査に向けての勉強会。『ル・コルビュジエのペサックの集合住宅』(←『愛と哀しみのル・コルビュジエ』で僕の必読書と知る)とかもこっちで分析してみようかな。デザサベのレヴュー、日本の都市空間などなど色々考えられる。でも住居をめぐるアナール的全体史(時と所はどこでもいい)みたいなの無いかなと思案中。