「日本近代建築の百年 1914〜2014」(web版建築討論)+「建築における日本近代化100年の「倉」とは」(をちこち)

日本建築学web版建築討論に、第2回けんちくとーろん(公開座談会)「日本近代建築の百年 1914〜2014」が掲載された。web版建築討論第2号のコンテンツだが、この座談会のみ先行公開した模様。レム・コールハースがプロデュースするヴェネツィアビエンナーレ国際建築展の日本館展示に関する中谷礼仁さんからの報告を主たる題材として、松山巌さんと青井とで鼎談、布野修司先生が司会という企画で、4月11日に行われた。僕自身はもともと当日かなり遅れて参加するかたちにせざるをえず、終了20分前くらいにようやっと合流した。それまでの部分については、原稿をみて思ったことをコメントするかたちで誌上参加させていただいた。70年代を掘り起こし、現代の足下をつくった作業の数々を再評価しつつ相対化することは、100年(あるいはもっと長い時間)を捉え直すパースペクティブを再構築することでもある。かなり面白い座談会になっていると思う。

あわせて、国際交流基金のウェブサイト『をちこち』に掲載された「建築における日本近代化100年の「倉」とは」(太田佳世子+山形浩生中谷礼仁)も是非ご一読あれ。「倉」は中谷さんの重要モチーフ。山形さんの経路依存性の話も重要。