先日のKDU-ED Talk Session #2 のレポートを花田先生が書いてくださいました。

トークセッション2012 第2回 青井哲人「やわらかい都市のなりたち ー 都市の時間的振る舞いの学へ ー」レポート 花田佳明
120627aoiakihito1-thumb-500x221-5459画像拝借しました。「内容より雰囲気重視」(花田先生のtweet より)(笑)のレポートということですが、いずれきっと本にしますので皆様お楽しみに。ちなみに写真に映っているスライドには、「・・・スタティックな形態は、動いているものの任意の瞬間を切り出したもの(動きの派生物)にすぎないからです。」と書いてあります。都市組織 urban tissue の議論はタイム・ベーストでやらないと意味がない。ティポロジア・エディリツィア tipologia edilizia も、野口昌夫先生の『イタリア都市の諸相』にも書かれているように、時間に関する理論です。レスタウロ restauro(修復的介入) + ストラティフィカッツィオーネ stratificazione (層化)ですからね。もちろん日本なんかだと建物 edificio だけで都市が読めるわけはないけど、そこを単純に諦めてしまうと建築は都市から見放されて根無し草を謳歌しまーす、ってことになっちゃうので、当面は拘ってみたいと思っているわけです。 →で、建築に拘るってことは、その論理のなかで維持可能な(根なしにならない)建築概念を組み立てる思考が求められるってことでもある。これ重要。
花田先生、ご心配をおかけしましたが3日前くらいから(まだ音がガサついてますが)かなり喋れるようになりました。こちらこそ、また続きを是非。