ウェブサイト「三陸海岸の集落 災害と再生:1896, 1933, 1960」第二次公開は54集落。

 4月29日に公開した「三陸海岸の集落 災害と再生:1896, 1933, 1960」明治大学建築史・建築論研究室作成)ですが、本日ようやく第二次公開にこぎつけました。今回は第3区(典型的リアス式海岸)の全対象集落のページを作成・公開しました。これで収載集落数は94となっています(最終的には200を超える予定)。
初回の40集落は比較的規模が大きく、データの豊富なものを選んでの公開でした。したがって第二次公開以降のページは、たいていかなり小規模な集落で、過去の記録も乏しくなります。
 しかし、当ウェブサイトは今日の行政区域ではなく湾ごとにまとまりをもつ空間環境的な単位、すなわち旧村別にページを作成することを方針としたので、報道ではほとんど目にしない集落も過去の航空写真や3.11津波の遡上範囲などを確認することができます。これら小集落もまた、明治・昭和の津波とその後の再生という歴史過程が生み出したものとして捉えていく必要があります。