「ものけん」(知る人ぞ知る)の記録本が出来上がりました。

私が前任地である愛知県岡崎市人間環境大学にいたのは2002〜2007年度の6年間でしたが、2004年にきっかけがあって学生たちに呼びかけ、集まった6名で「ものけん」なる集団を立ち上げました。岡崎はじめ西三河一円のものづくりの現場と人を取材する集団です(瓦、船、抹茶、漁網、茅葺、仏壇、石工、桶、蝋燭、・・・“建築”とかそういう限定はありません)。活動期間約4年弱で、取材先50カ所、会った人は100人を超えていまして、地域の雑誌2冊に連載を持ち、ブログを中心とするウェブサイトを運営し、様々な発表会やイベントへの参加や共同企画などなども展開しました(もちろん全部学生がやっていたんです)。メンバーは学部1〜4年の数名(最盛期は10名超え)。決してスマートとは言えないけど、ちょっと信じられないくらい密度の濃い運動だったと自負しています。濃すぎて学部学生には持ちこたえられなくなり2008年3月に解散しました。
大学を移って、2年間は非常勤で通っていたんですが、活動の記録をつくる話が持ち上がり、メンバーたちが執筆・編集をがんばってくれ、さらにOGのウメが仕事の合間にDTP組みの作業を続け、印刷所と打ち合わせをし、ついに完成させてくれました(大学の学生後援会が財政的に援助してくださいました)。全140ページ。僕は監修者なので独断で雰囲気のわかるページを掲載しちゃいます。残念ながら非売品。OG・OBたちよ見ているか。
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