本郷キャンパスもやっぱりいいねえ(しみじみ)

R0010795昨日は私が幹事役となる建築設計の授業について兼任講師の先生方にお集まりいただいて打合せをした。今年もはじまるなあ(今年は設計の授業をなぜか3つも担当する、楽しみだが恐い)。毎年桜が咲いてキャンパスに垢抜けない新入生があふれかえってそわそわしはじめると気分が落ち着かなくて嫌なのだが今年はそうでもない。なぜかと思ったが・・・たぶん春休みらしきものがなかったからだな。

今日は午前中の某書籍関係打合せ、昼の臨時教室会議を終え、新入生と保護者のみなさんが生田駅からキャンパスへの道を埋め尽くし押し寄せてくるのに逆行してキャンパスを抜け出し、電車を乗り継いで東大本郷キャンパスへ。
伊藤毅先生と1時間弱だがたいへん濃密な議論をさせていただいた。このあいだもちらっと書いた「動く住まい」の話。まず当方のアイディアをかいつまんでお話しする。瞬時に話が通じ、そこにつながる文脈が次々に見えていく。この感じは滅多にあるもんじゃない。本当に楽しい。あっという間に問題のおよその構造が浮かび上がってくるし、さらなる展開の可能性も直感される。今日の議論を踏まえて陣内秀信先生ともできるだけ深い問いの在りかを確認したい。素朴でかつ射程の大きな問いを発することこそ今日重要でありまた難しい。ああ本番(某シンポジウム)が楽しみだー(後日告知します)。