“神社”の自明化をめぐる錯綜する史的過程へ

今回は1時から8時までぶっ通しの研究会(僕は1時間近く遅刻してしまい・・・ごめんなさい)。明治神宮がつながっていた文脈はきわめて広く深く近代日本の史的構造に結びついている。また、明治神宮をめぐる多方面にわたるプロジェクトは、分厚い過去を継承しつつも、大掛かりな実験を投入し、かつそれを転倒させ自明化することで20世紀後半あるいは現在にまで及ぶある種の均質性(呪縛)をつくり出す契機になったらしいことが浮かび上がりつつある。この研究会では、こうした問題につながる具体的な資料と問いが提出され、それらについて徹底的に議論を尽くしている。今秋、明治神宮は鎮座90周年を迎える。私たちの成果をまとめる機会もいくつかあるだろう。

この他、かなりたくさんのことが動き出していて、その準備のために3月は僕にしてはけっこう走り回っている。それらについてもタイミングを見ながら追々報告します。