住戸計画と都市組織。鈴木成文先生のご冥福を祈りつつ。

滋賀へ行ってきた。布野修司先生に会ってご相談すべきことがあったからだ(その件はまたいずれ公表する)。昨夜の核心は建築計画学と都市論の関係、なかんずく住戸計画論から都市組織論へと至る批判的展開の道筋と、その到達点もしくは限界について、長時間にわたりかなり突っ込んだ議論をしたことである。滋賀県立大学布野研究室の学生さんたちも囲む席だった。もちろん、鈴木成文先生のご冥福をお祈りしながらである。
鈴木先生。『五一C白書:私の建築計画学戦後史』の清々しいメッセージ、神戸芸術工科大学と学生たちへのあふれんばかりの愛、そして日常の辛辣な評言の数々を思いつつお見送りに参ります。
滋賀では布野研のK君・W君が西明寺ほかの寺院や豊郷小学校等を案内してくれた。学生の皆さんをみて、彼らの(われわれの)師がいまも元気なことを確信した。ありがとう。