楽しい研究会は夜の飲み屋へ続く。

P2270552橋本健二先生(→橋本健二の読書&音盤日記橋本健二の居酒屋考現学)主宰のヤミ市の研究会に、初田香成さんにお誘いいただいて学生2人と参加。於・東大工学部1号館建築史作業室。メンバーに加えていただく。
初田さんはじめ4人の発表(うちの研究室のI君含む)。ヤミ市をめぐって戦後復興期の様々な都市のドキュメント。いろいろ触発される。個人的には露店形態の起源と系譜、神社境内史のコンテクスト、そして駅空間の変異といったところが気になる。学生たちと展開していきたい。
橋本先生は周知のとおり社会学者で階級論を専門とされているが(『階級社会』講談社選書メチエ、2006 『「格差」の戦後史』河出書房、2009 他)、飲み屋のフィールドワーク(要するに飲み歩き)は日常の営み。著作『居酒屋ほろ酔い考現学』(毎日新聞社、2008)もある。昨日の研究会後は、実地調査と称して池袋の美久仁小路、大衆酒場「ふくろ」で盛り上がる。皆さんのお許しいただき写真掲載(うちのK君が写ってなかった)。

(付記)橋本先生やばい。強者です。 →参照「ホップ酒のホッピー割」