南洋堂N+スクール/『彰化』台湾版/建築系ラジオなどなど

まず何と言っても南洋堂の店主AさんとSさん(神戸芸工大出身)、司会をしていただいた松田達さん、コメントをくださった田路貴浩・南泰裕のお二方、嬉しい感想をくださった鹿島出版会のKさん、それからぽむ企画のHさん・Tさん(お久しぶり)・・・皆さん有り難うございました。予告どおりアセテートのEditorNさん、EditorKさんもホントに登場。『彰化』・『ルッカ』(アセテート)、『すまいろん』(住総研, 2009年夏号)がけっこう売れてました。お買い上げいただいた方々ありがとうございます。
さて私の話は・・・、正直、ツカミの仕込みを考えすぎて前半が重くなりすぎたなあ。でも中盤から後半にいろいろ盛り込んだつもりです。
(1) 『彰化一九〇六年』(アセテート)の中文版を台湾の出版社から出すことになりました。内容・写真等を大幅増補します。刊行は来年ですので、もう少し具体化したらまたあらためてお知らせします。
(2) 都市史・都市論の今後の展開イメージをちらっとお話ししました。彰化の研究がかたちになりつつある頃に、そうか、そういう作業を僕はしていたのか、てな感じで気づいた構想なんですが、この1年くらいのあいだに色々なきっかけがあって徐々に焦点を結びつつあります。シャーレのなかで細胞を培養するかのような建築史・都市史。
(3) これ(↑)については、夏中にドラフトを書いて某所に出したうえで、『彰化』増補作業につなげる予定。『すまいろん』冬・夏で考えたことも反映させたい。
(4) 最近調べている台湾の竹造家屋が「バラック」であることに気づいたという話。仮建築/本建築という認識論が日本では少なくとも30年くらい前まではあったと思う。今和次郎のスケッチを見ていて、トタンと竹がつながってしまった(意味不明でしょうが)。

終了後、懇親会の流れで「建築系ラジオ」の収録をすることになり、南洋堂屋上(設計:プロスペクター)にて南さん、松田さん、EditorKさん、鹿島出版会Kさん、ぽむTさんとHさんといったメンバーで放談(?)。あの調子だとカット続出だろうなあ。コンテンツが出来上がったらまたお知らせします。