最近、身近なところで注目していること。

・斜向いの研究室(構法計画の澤田誠二先生の研究室)で、4年生の学生さんたちが縮尺1/10でつくっている軽井沢の山荘(もちろん吉村順三設計)。なんと、木拾い、製材発注といったところから社会に接続するかたちでやっている。間柱とか垂木とかになると1/10だから製材といっても経師屋に頼むらしい(面白そう)。それだけではない、初層のコンクリート部分は本気でコンクリートを打設している(重そう)。その他、基本的に部材をひとつもさぼらないことが条件。素晴らしい! 

・コンクリートつながり。台湾調査でいつも共同研究者としてご一緒願っている奈良・某研究所の角南聡一郎さんがコンクリートにはまっているらしい。先日、今年から加わっていただく奈良女子大学の山本直彦さんと我が家に来ていただいて、うちの奥さんとみんなで朝まで飲んだのだが、話題のひとつがそれであった。たとえば古代ローマでコンクリートが使われていたというのは常識だがあれは日本語でいえば三和土(たたき)であろう。つまり角南氏のいうコンクリートはプラスティック(可塑的)な土系・凝固系の造形物であって、肥だめの瓶みたいなものも入る(というかメインフォーカスかも)。期待してます!(いや一緒にやりましょ、フレーム練り上げて。)