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クタクタの週末3連発

結婚式が2週連続とか色々あって遠出する週末が続いている。まあ目出度い集まりはよいものだし、昔付き合った学生さんたちの同窓会みたいになるのも楽しいが、スピーチだの乾杯の音頭だのは苦手なので勘弁して。それにしても車で片道5時間とか7時間とか、いく…

モックアップ検討+資料再調査

鎌倉のHPではまだ予告が出ていないようですが、少し前に書いてもいいと言われたので書こうかな。どうしようかな・・・決してもったいぶるわけじゃないんですが、もう少し待ちましょう。えっと我々の研究室は、ある都市的プロジェクト群の再評価を担当してい…

新年おめでとうございます。

多忙にかまけて転任のご挨拶を失礼しており、直接お会いして名刺をお渡しできた方以外は年賀状にて転居先等のご挨拶というかたちになってしまいました。申し訳ありません。 明治大学での学生たちとの初年度の成果もぼちぼちかたちにして参りますので、ご批判…

お尻にしますか?

地政事務所で植民地期の登記簿を繰ってはメモをしているうちに体調がおかしくなる。朝から胃のあたりが差し込むように痛いし、昼頃から徐々に身体が重くなり熱っぽくなってきた。本当は明日は中部の竹産業の中心である南投県竹山鎮へ移動して調査をつづける…

銀座煉瓦街をしのびつつ忘年会

昨日は、藤森先生の活写する東京計画のドラマを喋っているうちに熱が入りすぎてしまったようで、授業前から違和感のあった喉がどんどんかすれ、ついに声が枯れてしまった。 授業後は、かつて煉瓦街のつくられた銀座にて大学同期の3人と忘年会。彼らの職場は…

やっぱり近代住宅史のアーカイブですね、大阪は。

1125 Tue. 10年越しの借金(宿題)を返すために大阪へ。いくつか見なければならない建物をレンタカーで巡る。坂倉建築研究所設計の箕面観光ホテル、旧枚岡市庁舎(現東大阪市旭町庁舎・旭町図書館ほか)、府立阪南高校など、それと渡辺豊和のオッパイハウス…

韮山の江川家住宅

白井晟一が「縄文的なるもの」の文脈で言及した(新建築195608)あの江川家住宅を、先日所用の折に見た(1116 Sun)。やはり方七間の漆黒の土間は大きく深かった。苦塩の疎密が長年人に踏まれて生み出す三和土の凹凸を、中川武先生は光の具合によってビロー…

旧友再会、田町にて。

昨夜(1114 Fri.)は学会の法人組織基本問題検討委員会のため田町へ。すると建築会館からぞろぞろと出て来る一団のなかにF野先生を発見してしまい、あちゃーと思っているとそのなかに博士課程時代の同期である麻里さんがいるではないか! 病気で苦労していた…

旧友再会、渋谷にて。

1105 『日本統治下の海外神社―朝鮮神宮・台湾神社と祭神』(弘文堂、2004)の著者、菅浩二さんとは、僕が海外神社研究をはじめた頃にある方にご紹介いただいて以来の旧友。たぶんもう10年になるんじゃないだろうか。彼はその後3年間ハーバードのライシャワ…

渋谷資料調査

大学院生3人のチームをつくって渋谷を調べている。もうちょっと言うとターミナル駅複合体がいかにaccommodatingかつvestigialなプロセスによってつくり上げられてきたかを検証したいと思っている。お察しのとおりブログのタイトルにも重なるテーマ。これはヴ…

巨大な家

こんなわけで、昨日、私の自宅にもほど近い新百合ケ丘の住宅地にSさん父子をたずねてインタビューをした(9月28日日曜日)。1960年頃までは山林と水田と畑の混じる丘陵地帯であった場所が、みるみるうちに見渡す限りの住宅地へと変貌していったプロセスを聞…

いろいろ動き出す。

0905(金)、日本建築学会のアジア建築交流委員会の第1回会議。2010年秋に日本のどこかで第8回アジア建築交流シンポジウム(8th ISAIA)を開くのだが、そのための検討準備に入った。学会外交儀礼の演出という点では日本はてんで弱い。実質的な面白い議論を…

吉村順三のソルフェージ・スクール

行ってきます、と書いた翌日に荷造りもせず別の場所へお出かけ。 吉村順三記念ギャラリーというのがあって、そこが吉村順三の事務所だったことも知らず、ただ近くにあるソルフェージ・スクール(1965年竣工)という建物が見学できるということだったので、こ…

坂倉建築研究所を訪ねる。

0729 Tue. 少し前に前任者の田路さんにお願いしてあったのだが、今日の午前にセットしていただいたので、乃木坂の坂倉建築研究所へお邪魔した。これまで磯崎アトリエが入っていた建物に引っ越したのだとか(元の事務所は道を挟んだお隣だった)。まだガラス…

東大駒場も立教大もキャンパスがいいな。研究会とかシンポジウムとかの週末。

0712 Sat. 10時30に駒場の東大生研へ。「ぼくらはまちの探検隊」審査員でお会いしたとき村松博士が「どう?」と誘ってくださった地球研村松プロジェクトの研究集会に参加。その前に藤森研のBさん(台湾出身)に会って博士論文の相談を受ける。植民地解放後に…

京都日帰りと・・・

0621.Sat ある出版企画(のようなものとか色々)の打合せのため、京都にて関係者が集まる。とりあえず初動方針を決める。帰りの最終ののぞみ号では同期のTと色々話す。帰ってみると、たしか13年ほど前からしばらく関わらせていただいたある作業でお世話にな…

1年生授業「建築史とは何か」

0612 1年生向けのオムニバス「建築学概論」の担当回。学生たちに3つの問いを投げかけた。問1はコルビュジエの近代建築5原則の新旧対照イラストをいくつか白くしておいて、そこに適切なイラストを描き入れろというもの(これは2年生にもやったが、それなりに…

陛下は研究者(奥様は魔女、みたいに読んでください)

みなさん、昭和天皇も今上天皇も他の皇族の皆さんも生物学等の研究をされていることはご存知でしょうが、彼らが論文を書く時にはどんな表記でご自分をクレジットしていると思いますか? たまたま答え(のひとつ)を目撃したのでご紹介します(明仁の2000年の…

青井研究室です。よろしくお願いします。

青井哲人です。 4月より明治大学理工学部建築学科に参りました。研究室の本棚に、前任の田路先生がさりげなく置いていかれた堀口捨巳・神代雄一郎・稲垣栄三といった大きな先人たちの小さな痕跡をいくつか発見しました。この名門を受け継ぐのだと思うと身震…