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ローブロー

10月12日(水)16:00〜 研究室の家具復興プロジェクトの内覧会+打ち上げ(→研究室ブログの記事参照)。当初からずっとご助言をいただいていた建築家の光本直人さん、濱名直子さんをお招きし、4年生たちが全制作過程をまとめたポスター、リフレット、ブック…

気になる・・・。

今日午後ようやく時間がとれたので髪を切りに行った。僕の隣でパーマをあてていた70才くらいの女性と50代半ばの聞き上手を自認する店主とのあいだの会話。 女性 私ね、ある人に教えられて、まあその人が最初に見た人なんだけど、その人が言う東の空を明け方…

なんだか田町/エマニュエル・リヴァのヒロシマ/大学とは何か

昨日(2011.09.12)は朝から某審査委員の仕事をして、午後から学会の情報委員会、16:30から建築雑誌1月号のインタビューと、丸一日田町にいた。疲れた。でも今日のインタビューはよかったな。ネタバレはせぬが、お話をうかがったのは、遠野物語研究で著名で…

M1肥後伯子、コルドバのカテドラル(旧メスキータ)の研究で日本建築学会優秀卒業論文賞受賞。おめでとう。

学会HPにて選考結果が掲載されています。当研究室のM1肥後伯子さんによる下記研究(2011年1月提出/明治大学徳永賞受賞)が優秀卒業論文賞を受賞することになりました。 肥後伯子『La Mezquita de Córdoba − 拡張と改造の痕跡としての接合部に見る保存・置換…

筋肉痛

6月29日(水)18:00、博士課程の石榑君が法政大のN君と先週末に三陸海岸の漁村を見て回ったというので急遽報告会をした。理科大の田中傑さんが駆けつけてくれた。まわった範囲はウェブサイト「三陸海岸の集落 災害と再生:1896, 1933, 1960」でいえば岩手県…

「ただ在る」

牧紀男『災害の住宅誌:人々の移動とすまい』(鹿島出版会、2011)読了。初田香成『都市の戦後:雑踏のなかの都市計画と建築』(東京大学出版会、2011)も1/3くらいまで読んだ。まったく性質の異なる2冊だが、大局的には同じ思考空間のうちにある気がするし…

故・田中文男設計の継手仕口模型、組み立て実演ミニシンポジウム

2011年6月17日(金)午後、明治大学生田キャンパスにて。伝統工法の継手・仕口をコンパクトな模型のなかにできるだけ多種、しかも意図が汲み取れるように配慮しながら組み込んだ、立派な模型です。開発(考案・設計)は学者棟梁として高名なあの田中文男氏(…

追記まとめ(追加は下から上へ)

*地震発生(3/11)後の個人的備忘録はこれでいちおうやめにします。 3/21:まちはサイバネティック。災害、とくに今度の津波は圧倒的に非サイバネティック。力がそのまま変形を出力するから。それでもやがてはそれを大きな成り行きのなかに溶かし込んでいく…

研究室大掃除中に地震発生。書架など倒壊も学生たちは無事。他のメンバーも無事なら連絡を。

今日研究室の大掃除をしていた10名の学生たちの無事はさっき確認できた。怪我人が出なくてよかった。ツイッターも検索しまくったら研究室の写真が出てきて、書架など倒れて足の踏み場もないような状態。他のメンバーも連絡できる状況なら連絡をください。僕…

小さなピクチャレスク

昨年5月号より『新建築住宅特集』でエッセイ(前号感想)とコラム(近作訪問)の連載をやらせてもらっていて、今週末の近作取材(4月号掲載分)で1年間の仕事が終わるというところまで来た。届いたばかりの3月号では前号特集「小さな家」についての感想を書…

たまふゆる冬でありますよう。

住宅総合研究財団より『すまいろん』冬号が届く。特集は大月敏雄さんが担当された「特集=近居・隣居のススメ‐「住宅に住む」から「地域に住む」へ」。僕は昨年ゲスト編集委員として委員会にお邪魔していて、担当させていただいた特集「動くすまい」の実質的…

柵の隙間で館を建てた。

ロバート・カプラン著(松浦俊輔訳)『ゼロの博物誌』(河出書房新社、2002)を読んだ。「ゼロ」は、思考の抽象度が上がる(形式論理の世界へ一歩近づく)ときに介添え人として働き、同時にその論理世界のなかに自らの位置を獲得していく。というような歴史…

伊東忠太の見聞野帳がテレビに出た。

今日1/19(水) 20:00-20:54、BS TBSのゆらり散歩世界の街角という番組でイスタンブールがとりあげられて、若かりし伊東忠太の肖像と、彼のフィールドノート(見聞野帳)のページも出ました。日本建築学会建築博物館所蔵資料(ちゃんと協力のクレジットに出て…

謹賀新年/列壁都市・管建築

あけましておめでとうございます。 この数日ホテルのネット環境が不安定だったので、新年のご挨拶が遅くなりました。私たちはサイゴン(ホーチミン・シティ)からホイアンに移動して新年を迎え、さらにフエで三日ほど過ごしたのち昨夜よりハノイに入りました…

安部良さんが AR Awards for Emerging Architecture 2010 受賞

建築家の安部良さんが瀬戸内国際芸術祭の作品、豊島の「島キッチン」でARの登竜門的アワードであるAwards for Emerging Architecture 2010を受賞されました。安部さんには僕が担当している学部2年生の建築設計2という授業で今年度から講師を担当していただい…

親父たちの家が建ったとき、建築家はいなかった。

うちの奥さんは今日(11/27)実施の5大市長選挙のため昨日から明日まで台北帰省中。そろそろ開票結果も出る頃だと思うが・・・どうやら期待したほど票はのびなかったようだ。得票総数でいえば伸びているのだが、ポストの数でみるかぎりは現状を守られた格好(…

ノン・ヴァーバル・コミュニケーションとシャボン玉理論

コミュニケーションには、ヴァーバル/ノン・ヴァーバル(言語的/非言語的)のふたつがあるとG・ベイトソンは書いている(『精神の生態学』)。後者はジェスチャーや表情や目の動きみたいなもの(ただし2本指で数を示したり手でバツをつくったりする記号表…

建築設計2/第2回イブニングトーク+懇親会

6月22日(火)、明治大学で担当している建築設計2(2年生)、第2課題の中間発表会。大学キャンパス正門横の変形敷地を、そのコンテクストを読み取りつつ、新しい質をもった場所へと一変させることを求めている(プログラム自体は難しくない)。強いアイディ…

決定論は存在しない。

建築の歴史においては厳密な決定論は存在しない。選び出された発展の厳密な評価が歴史家の手で示され得るのは、ただ、彼らがその出現の過程をすべて把握しており、ゆえにそれを定型として見なすことを可能にすべく、さまざまな事例の連続性を合理的に説明し…

superficies solo cedit

水曜の夜にマック(白いMacBook)が起動しなくなり、翌日持ち込んだショップからの連絡でハードディスクの死亡と判明(データ救出を依頼)。その翌日は自分自身が風邪を引き、今日も駄目。このところの無理がたたったかな。今日は重いまぶたを何とか半開きに…

未来派の料理ってどんなんだ?

僕は授業の準備のためによくネット検索をする。情報の判断と使い方はそれなりにきちんとしないといけないけど。たとえば近代建築史、西洋建築史で、その辺の教科書や図集に掲載されようはずもない詳細な情報が知りたい時は、Wikipediaでも英語版を繰ってみる…

この週末は。

5月15日(土)は午後から東大本郷キャンパスにてヤミ市の研究会(座長は社会学の橋本健二先生)。次々に資料(日記やDVD等)、フィールド、そして視点が披露される。ますます盛り上がりそうである。夜の現地調査は赤羽ということだったが残念ながら私は失礼…

建築設計2イブニングトーク+設計の授業をお願いしている先生方と飲んだ。

5月10日(月)はムサビ(非常勤)の授業を終えていったん帰宅した後、彰国社へ移動して某書籍の打合せ。22時くらいまで。ヘトヘト。 5月11日(火)は本務校で担当している建築設計2(2年生)、住宅設計の課題の中間発表会。みんな頑張っている。この授業では…

頑張っているわが弟

高校生くらいまでは自信のあった集中力(我ながら凄かった)を今日は久しぶりに発揮して原稿を2本書いた。頑張ったので自分を褒める。頑張っているといえば偶然こんなサイトを発見してしまい、んーと思ったが、これだけ一貫してひとつのことに打ち込める人…

今日からムサビ。

本年度から非常勤講師として武蔵野美術大学に通うことになりまして、本日その初日でした。所属は造形文化研究室・美学美術史(たぶん“講座”に相当でしょうか)。柏木博さん、松葉一清さんといった方々がいらっしゃるところです。そしてムサビといえば長谷川…

中村正義の美術館と美術批評誌『LR』

土曜は東大都市工の若い研究者の方がお二人研究室を訪ねて来て、かなり話し込んだ後、さらに生田駅前でビールやらワインやら飲みながらうちの院生たちと盛り上がった。議論の中心はむろん都市と都市計画の現在。 今日(日曜)は午前中に〆切守れなかった原稿…

新しい神社?

『新しい神社・寺院 New Shrine and Temple』(建築写真文庫71、彰国社、1958)より 讃岐金刀比羅宮鳥羽分社 Kompira-Sanuki, Toba Branch Shrine (三重県鳥羽市、1956年竣工)。設計者は坂本鹿名夫(1911-87)。知る人ぞ知る“円形校舎”シリーズの設計者。…

住戸計画と都市組織。鈴木成文先生のご冥福を祈りつつ。

滋賀へ行ってきた。布野修司先生に会ってご相談すべきことがあったからだ(その件はまたいずれ公表する)。昨夜の核心は建築計画学と都市論の関係、なかんずく住戸計画論から都市組織論へと至る批判的展開の道筋と、その到達点もしくは限界について、長時間…

織物(fabric)の街・桐生。都市組織(fabric)もおもしろかった。

昨日は1日雑務に明け暮れてヘトヘトになって帰宅した。五輪女子フィギュアもだからリプレイで観たが、キムヨナをみた後は他の選手はみなフィギュアスケートというスポーツであった(意味伝わるかな)。話は変わるが先週末に群馬県の富岡と桐生に行ってきた…

今日はよいものを見せていただいた。

たいへん貴重な機会を頂戴して、熱海に行って参りました。 1941年竣工の素晴らしい建物(住宅)を見せていただき、興味深いお話をうかがい、楽しい議論をさせていただきました。いずれ、あらためて文章にすることになりますので、詳しいことはその折にお知ら…