2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

柳田国男と産業組合:藤井隆至氏の評伝ならぬ評伝を読んで

ちょっと前に、藤井隆至『評伝 日本の経済思想 柳田国男:『産業組合』と『遠野物語』のあいだ』(日本経済評論社、2008)を読んだ。よく知られていることとは思うが(僕は不勉強だった)、柳田国男(1875-1962)は、東京帝国大学で農政学を修めた後、1900年…

日々ガチャガチャ生きている。

昨日(20130119 sat.)川崎市多摩市民館の平和・人権学習という市民講座的なプログラムの一回として震災の話をさせていただいた。僕が色々な人に会い、教えていただきながら日々考えていることを率直にお話した。僕が防災のノウハウ的な話とかまちづくりの現…

計画都市・台中が、存外おもしろいのである。

2012年12月29日から2013年1月6日まで台湾に行ってきた。今回は調査でなく、講演のため。 ひとつは1月3日、東海大学にて大学院プログラムのなかのアジアの都市建築に関する授業の1コマとして(翻訳=張亭菲)。台湾の院生に台湾都市の概説は不要なので、まず…

建築雑誌2013年1月号 特集 福島と建築学 Fukushima and Architecture

日本建築学会発行『建築雑誌』2013年の新年号は、渾身の福島特集です。建築からの福島へのアプローチがまだまだ少なすぎる、それが、特集タイトルを「福島と建築学」とした理由。なぜ少ないのか。もちろん放射能汚染のため調査などに入りにくいということも…

謹賀新年2013 本年もよろしくお願いいたします。

皆様どんな新年をお迎えでしょうか。大晦日の昨夜は家内の実家(台北)におりました。NHKの紅白を流すTVの前に家族が集まっていました。わたしは30-31日の二日間は急ぎの原稿をふたつ書いていまして、ようやくそれらをメールで送った頃に、真っ黒なTV画面の…