2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

(告知)10月14日・第3回都市発生学研究会は牧紀男氏。

※ ポスター貼ります。それと会場情報を追記しましたのでご確認のうえご来場ください(参加自由・無料) 都市発生学は、都市を発生学的に捉え直す運動です。生物学における「発生」とは、個体が誕生してから辿る構造変化の全過程を指します。都市を発生学的に…

九州から帰りました。

研究室の学生たちと5日間かけて九州北部(長崎・佐賀・福岡・大分)を廻る。以前に見たことのあるものが1/4くらいあるがそれも10〜20年前だから建物も環境も僕の見方も変わっており新鮮だった。前半は表現主義的傾向の強い村野・白井・今井の建物を集中的に…

富山に行ってきた・2010建築学会大会(北陸)

9月11日の研究懇談会「近・現代建築のアーカイヴスとドキュメンテーション」。アーカイビングをめぐる諸問題についてとても勉強になりました。スピーカーの皆さんありがとうございました。 あらためて確認したのは「近代建築」分野のアーカイビングはあくま…

『京城トロイカ』、植民地下朝鮮半島の街と住まいも。

安載成著(吉澤文寿・迫田英文訳)『京城トロイカ』(同時代社、2006)を読んだ。日本植民地支配の後期から解放後にいたる間に活躍した社会主義運動家たちを描いた小説である。 「さあ、この死に際に立った老いぼれから何を知りたいのですか」 植民地下京城…

篠原一男『住宅論』より抜き書き

先日(8月29日(日))、雑誌の取材で逗子のある住宅を訪れ、設計者の久野紀光さん・会田友朗さんと楽しい議論をさせていただいて大いに刺激をいただいたのだが、その折に、お二人に篠原一男『住宅論』(SD選書、1970/2000)についてとても大事なことを教え…