2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「ものけん」(知る人ぞ知る)の記録本が出来上がりました。

私が前任地である愛知県岡崎市の人間環境大学にいたのは2002〜2007年度の6年間でしたが、2004年にきっかけがあって学生たちに呼びかけ、集まった6名で「ものけん」なる集団を立ち上げました。岡崎はじめ西三河一円のものづくりの現場と人を取材する集団です…

あの“三富”に行ってきた。

元禄期、川越城主時代の柳沢吉保によって開拓された三富(さんとみ, さんとめ/現・埼玉県所沢市)に今日(0626sat)行ってきました。幅約40m、奥行き数百m〜1Km程度の短冊に、屋敷と屋敷林と農地が一定の配列をとり、それが地域一円を構造づけると同時に、お…

時代に“なめす”ということ。

雑事に追い回されてやるべきことができないなどと言い訳をしても仕方がなく、大学教員とは何者であるのかを大局的に考えしかるべく身を処せと、僕もそう思う。同僚の某先生が私によくそう忠告してくださる。かけがえのない忠告だからこそ、引き裂かれつつ悶…

建築設計2/第2回イブニングトーク+懇親会

6月22日(火)、明治大学で担当している建築設計2(2年生)、第2課題の中間発表会。大学キャンパス正門横の変形敷地を、そのコンテクストを読み取りつつ、新しい質をもった場所へと一変させることを求めている(プログラム自体は難しくない)。強いアイディ…

法政大高村研究室とボーリング大会+ワールドカップ日本×オランダ戦 観戦飲み会@小金井キャンパス

昨日は高村研究室にお招きいただいて18:00より小金井駅近くでボーリング大会。全部で30人くらいかな。うちは家族で参加。しばらくしてふと向こうのレーンを見ると高村雅彦先生本気印(めちゃ上手い)。学生もウチが負けてる。結局、用意された商品と優勝カッ…

1971年『都市住宅』誌 年間テーマ〈セルフエイド系の発見〉

71年度〈都市住宅〉の年間テーマは、〈コミュニティ研究〉から〈セルフエイド系の発見〉にひきつがれる。ここで私たちは、創刊以来追ってきたいくつかの暗流を、ひとつの意識の光において辿りなおすことになるだろう。 最初に自覚しておくべきことは、このよ…

決定論は存在しない。

建築の歴史においては厳密な決定論は存在しない。選び出された発展の厳密な評価が歴史家の手で示され得るのは、ただ、彼らがその出現の過程をすべて把握しており、ゆえにそれを定型として見なすことを可能にすべく、さまざまな事例の連続性を合理的に説明し…

台湾/孫徳鴻氏、安藤忠雄先生への公開書簡

台湾の建築家孫徳鴻氏が彼のブログ「十三行以外」にて“安藤忠雄先生への公開書簡”を書いています(大阪の事務所にも郵送された模様)。安藤氏設計の教会のプロジェクトが台湾の農地問題にかかわることを指摘し再考を求めるもので、日本語訳も掲載されている…

fixture / fitting

三好登『土地・建物間の法的構成』(成文堂、2002)のつづき。 イギリスの場合も土地・建物は一体であり、さらにこれに付着して運命をともにするモノを fixture、そうでないモノを fitting(もしくは chattel )と区別する。前者は単独では動産であってもそ…

superficies solo cedit

水曜の夜にマック(白いMacBook)が起動しなくなり、翌日持ち込んだショップからの連絡でハードディスクの死亡と判明(データ救出を依頼)。その翌日は自分自身が風邪を引き、今日も駄目。このところの無理がたたったかな。今日は重いまぶたを何とか半開きに…