2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

頑張っているわが弟

高校生くらいまでは自信のあった集中力(我ながら凄かった)を今日は久しぶりに発揮して原稿を2本書いた。頑張ったので自分を褒める。頑張っているといえば偶然こんなサイトを発見してしまい、んーと思ったが、これだけ一貫してひとつのことに打ち込める人…

2010年4月28日・第2回都市発生学研究会・初田香成氏「闇市=都市論序説:都市建築史から見た東京の闇市」

建築史・都市史分野における近年の闇市研究の開拓者、初田香成さんに御発表いただいて討議。法政大、滋賀県大、東大、あと明治では都市計画研究室の人たち、そして第1回発表者の田中傑さんといった方々が集まってくださり盛況でした。闇市文学を専攻されて…

内田祥哉先生講演会にて、建築のリダンダンシーについて。

先週4月23日(金)、駿河台の明大アカデミーコモンで内田祥哉先生の講演会が開かれた。演題は「サステイナブル建築と寿命」だったが、核心的な主題は建築のフレキシビリティであり、むしろそれを支える構法上のリダンダンシーだった。それがとても面白かった…

建築史学54号とどく。

建築史学会の『建築史学』第54号(2010年春)が届きました。下記2本書いてます。 新刊紹介:内田祥士著『東照宮の近代』(ぺりかん社、2009) 学会短信:東アジア建築文化国際会議(台南2009)参加レポート 『東照宮の近代』はすでに多くの読者を得ていると…

新建築住宅特集とどく。

2010年5月号が届きました。今回は「エッセイ:住宅を読む」(前号感想+時評)、次号は「コラム:近作を訪ねて」(近作訪問)。この繰り返しで1年間担当します。建築雑誌2010年3月号特集「ナイーブ・アーキテクチャー」でも取り上げられていたように、この…

高橋康夫先生退職記念シンポジウム「都市史学が開いた地平:都市と歴史と自然をめぐって」

昨日になってしまったが、都市史研究(とりわけ日本中世都市史研究)の先駆者・高橋康夫先生の退職記念シンポジウム・祝賀会に行って、さっき帰ってきた。たいへん刺激的なシンポジウムだった。 京都大学大学院工学研究科建築学専攻・高橋康夫先生退職記念シ…

神戸芸工大時代を思い出す・・・『初めての建築設計:ステップ・バイ・ステップ』

川北健雄・花田佳明ほか編著『初めての建築設計:ステップ・バイ・ステップ』(建築文化シナジー、彰国社、2010)をお送りいただいた。 強度の健忘症だから怪しいが、たぶん神戸芸工大に助手として赴任した年だと思うので1995年かな、2年生の最初の建築設計…

今日からムサビ。

本年度から非常勤講師として武蔵野美術大学に通うことになりまして、本日その初日でした。所属は造形文化研究室・美学美術史(たぶん“講座”に相当でしょうか)。柏木博さん、松葉一清さんといった方々がいらっしゃるところです。そしてムサビといえば長谷川…

ベイトソンの分肢則:サイバネティクスとトポロジー

よく読まれている『精神と自然』(1979)に比べて、著作集『精神の生態学』(1972/新思索社1986/改訂版2000)所収の文章は学術的なものから論争的なものまで、ベイトソン流のドライな思考は徹底されているものの決して平易とはいえず、数年前にかなり難儀…

本郷キャンパスもやっぱりいいねえ(しみじみ)

昨日は私が幹事役となる建築設計の授業について兼任講師の先生方にお集まりいただいて打合せをした。今年もはじまるなあ(今年は設計の授業をなぜか3つも担当する、楽しみだが恐い)。毎年桜が咲いてキャンパスに垢抜けない新入生があふれかえってそわそわ…

中村正義の美術館と美術批評誌『LR』

土曜は東大都市工の若い研究者の方がお二人研究室を訪ねて来て、かなり話し込んだ後、さらに生田駅前でビールやらワインやら飲みながらうちの院生たちと盛り上がった。議論の中心はむろん都市と都市計画の現在。 今日(日曜)は午前中に〆切守れなかった原稿…

「動く住まい」の世界にふれる

新年度初日の昨日は昼過ぎに市ケ谷へ。御堀端の桜もほぼ満開。某書籍関係の打合せを終えた後、5時より研究室の院生I君と取材。お話をうかがったのは株式会社恩田組の会長・恩田忠彌氏。同社は創業明治24(1891)年、曵家(ひきや)を中心に高い技術力で幅広…