2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

国際デザインスタジオの準備のため台南に来ています。

*写真は成功大学キャンパス。すばらしー。3月29日。明治大学大学院建築学専攻の設計スタジオ3(海外スタジオ)の準備会議・対象地調査のため、教員6名で台南に来ています。今日は朝4:30起床。9:40成田発の便にて台北(桃園空港)。高鉄(台湾新幹線)にて…

卒業おめでとう。

lab

3月26日卒業式。いろいろあったけど卒業おめでとう。社会に出る人、その準備をする人は、色々なことが激しく変わる時代ですから、どうか振り回されすぎることなく、時々遠くを見て、タフにやってください。大学院に残る人は、研究室をますます盛り上げていき…

新しい神社?

『新しい神社・寺院 New Shrine and Temple』(建築写真文庫71、彰国社、1958)より 讃岐金刀比羅宮鳥羽分社 Kompira-Sanuki, Toba Branch Shrine (三重県鳥羽市、1956年竣工)。設計者は坂本鹿名夫(1911-87)。知る人ぞ知る“円形校舎”シリーズの設計者。…

“神社”の自明化をめぐる錯綜する史的過程へ

今回は1時から8時までぶっ通しの研究会(僕は1時間近く遅刻してしまい・・・ごめんなさい)。明治神宮がつながっていた文脈はきわめて広く深く近代日本の史的構造に結びついている。また、明治神宮をめぐる多方面にわたるプロジェクトは、分厚い過去を継承し…

2010年3月18日・田中淡教授退職記念講演会「中国建築を読む:重畳する空間と技術の伝統」於:京都大学人文科学研究所

昨日は日帰りで久しぶりに京都大学へ。田中淡先生の最終講義を拝聴した。中国建築が東アジア世界の中心として太い幹をなすように発展したきたことは言うまでもないが、講義では、古代の規範を考証し再現する努力を反復してきたのが中国建築の歴史であるとい…

2010年3月16日・藤森照信先生退職記念講演会「日本近代建築研究の足取り」於:東京大学生産技術研究所

1974年1月5日/明治神宮/東熊/台帳/桜井小太郎・曽根中條事務所/建築新潮/ドクロマーク/鋳物(鋳鉄橋)/ヤクザ五人/クローバー型/カブトガニは不味い/しらみつぶし調査/今は十分の一/三島通庸/コンドル(の娘)の生写真/深川ナポレオン/河鍋…

建築史交流会に参加させていただく。

本日(0313)第14回建築史交流会が法政大学市ケ谷キャンパスにて開かれ、高村雅彦先生にお誘いいただいて初めて参加しました。参加各研究室から推薦された20名が発表し(卒業論文・修士論文)、投票により6名が表彰されました。参加者(教員・学生)は100名…

ナイーブ・ヒストリーなんてことを考える。

建築雑誌2010年3月号「特集ナイーブ・アーキテクチャー」を読む。正直きわどいテーマだが、1943年生まれの真壁智治さんが今日の状況をその可能性において真摯に見極めようとする姿勢が、本号にある種の立体的な成立理由を与えている。加えて、巻頭の対談によ…

住戸計画と都市組織。鈴木成文先生のご冥福を祈りつつ。

滋賀へ行ってきた。布野修司先生に会ってご相談すべきことがあったからだ(その件はまたいずれ公表する)。昨夜の核心は建築計画学と都市論の関係、なかんずく住戸計画論から都市組織論へと至る批判的展開の道筋と、その到達点もしくは限界について、長時間…

トウキョウ建築コレクション プロジェクト展 総括座談会は・・・

終了後、学生たちとT先生とで飲む。今日も終電で帰宅。まずは座談会で僕が言った4つのことをほぼそのまま書きます。4つとも同じようなことを言っているけど。あとは寝てから書く。 (1) プロトコルと問題設定:まちづくり的実践等では、その場をつくる諸関…

トウキョウ建築コレクション プロジェクト展 第2部+終了後飲む。

tkc2010 プロジェクト展。今日は青井担当のスタジオトークで以下の4プロジェクトについて発表・討議が行われました(発表のために応募されたものですからこの場で公開してもいいですよね)。 摠見寺再建プロジェクト:安土城復元研究の一環として(滋賀県立…